第4話

なんで気になるの?
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2026/08/18 11:27 更新
次の日の朝



教室に入った私は、自分の席に鞄を置きながら、昨日のこと
を思い出した。

「....また明日。」

昨日朝光くんが言った言葉。

たったそれだけなのに、なぜか頭に残っている
(なまえ)
あなた
....私、なんでこんなこと気にしてるんだろ
小さくつぶやいて、慌てて首を振った。

するとーー
朝光
朝光
おはよ
当然後ろから声がした
(なまえ)
あなた
わっ.....!
振り返るとそこには朝光くん
(なまえ)
あなた
....おはよう
朝光
朝光
うん
それだけ言うと、アサヒくんは自分の席へ向かっていった

なのに。

私は、しばらくその背中を見つめてしまった。
(なまえ)
あなた
....昨日と同じだ
昨日も。今日も。

どうしてか、目で追ってしまう

そんな自分に戸惑っているとーー
ヒョンソク
ヒョンソク
アサヒ、昨日さ
教室の後ろから声が聞こえた。

ヒョンソクくん、ジフンくん、ヨシくん、ジュンギュくんが朝光くんの周りに集まっている。
朝光
朝光
何?
ジフン
ジフン
昨日、放課後ずっと教室にいたんだって?
とジフンくんがニヤッと笑う。
朝光
朝光
....うん。
ジフン
ジフン
誰か待ってた?
朝光
朝光
待ってない
即答。

でも、その返事が妙に怪しく聞こえた。
ヨシ
ヨシ
へぇ~?
ヨシくんまで笑いながら朝光くんを見る。
ヒョンソク
ヒョンソク
朝光、最近変じゃない?
ヒョンソクくんがそう言うと、朝光くんは少し眉を寄せた。
朝光
朝光
別に。
ジュンギュ
ジュンギュ
いや、変だって!
ジュンギュくんが楽しそうに笑う
ジュンギュ
ジュンギュ
最近、授業中もよく後ろ見てるし
朝光
朝光
.....。
その瞬間。

私は思わず目を伏せた

ーー後ろって。

もしかして....。
ジフン
ジフン
誰か気になる人でもいるの?
ジフン君の一言で朝光君が黙り込む。
朝光
朝光
....分からへん
ジフン
ジフン
分かんないって何笑
朝光
朝光
本当に分からへんねん
その会話を聞いてるうちに、私の胸が少しだけざわついた。

気になる人。

その言葉が、なぜか引っかかる。

でも、朝光くんが誰を気にしているかなんて分からない。
(なまえ)
あなた
.....私には関係ないよね
そう思って教科書を開いた。

するとーー
朝光
朝光
ねえ
突然隣から、声がする。

顔を上げると、朝光くんがこちらを見ていた。
朝光
朝光
....今日の数学の宿題やった?
(なまえ)
あなた
え?う、うん
朝光
朝光
そっか
それだけ言って、自分の席へ戻っていく。

たったそれだけ。

なのに。

私の心臓は、さっきより少しだけ速くなっていた。

そして私はまだ知らなかった。

朝光君の友達が、そんな2人の様子を見ながらーー
ジフン
ジフン
あれ、絶対そうじゃん笑
ヨシ
ヨシ
うん。俺もそう思う。
こっそり顔を見合わせてたこと。

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