わいわい、がやがや。
教室内は"席替え"で騒がしくなっており、級長の私と副級長のショッピ君が教卓の前にいた。
私は前列だと指定できるということから、通路側の一番前を選び、ショッピ君はその隣を選んでいたから変わらない。
ショッピ君はクラスで一番顔がいいとか言われてるし、そんな彼を好む人も多いから、彼がそう言えば案外簡単にクラスメイト達は動いた。
しっかりしてるし周りを見てサポートできるし、副級長なのに正直級長の私より級長してる。
そう思っていると、隣に座ってたショッピ君が私の腕を触る。
そう言って、ショッピ君は動いてる皆へ視線を戻した。
そう言ってぽんぽんとショッピ君の頭を一瞬だけ撫でた。
ショッピ君は仲間に対して心配性なんだよな…。よく寒くないかとか聞いてくるし、用事もないのに話しかけてくるし。…私がどんくさいせいもあるかもしれないけど。
私は基本的には、皆と距離を置いてるし、話しても一線を置いてる。だから皆私とは距離感が掴みにくくて余り近づいてこないのに…。
ショッピ君は私がどんな対応しても自分のペースでぐいぐい来るから、諦めてしまった。
本当は私だって友達が欲しいし、ぎゅーできる程気を許せる友達も欲しい。
だけど、小学生の頃とあるクラスの人気者がたった一度の嫉妬で周りから蔑まれるようになったのを見てから、信頼がある人間でも一瞬裏切られるのに人種が違うなんて絶対裏切られる、と思ってから隠すようになった。
放課後になって、部室に行こうとすると横にいつの間にかショッピ君がいた。
早歩きで部室に行くが、身長差があるせいで普通に横を維持してくる。
時々いじってくるのほんとやめた方がいいと思う。まあ知ってる人いじってたら私も参加はするけど。
ショッピ君はサッカー部も兼部していて、基本サッカー部を優先してるらしい。
私は時々しか行かないけど、確か特定の曜日は来てるんだとか。
なんて話してるのを横目に席についてパソコンを触る。
と、ショッピ君が隣に座ってパソコンを起動し始めた。
私達のやってるワープロ部では、速度か技能しかなく、私とショッピ君は速度がどちらも1年で10分に1000文字超えで1級もとってるので、技能を練習している。
ただ?? ショッピ君同時にプログラミングとかの情報処理の検定もとろうとしてるのほんとにすごい。
最初はライバル心があったけど、もう諦めてしまった。
10分をタイマーではかっているのに、突然そう言われて動きが鈍る。
なんて話しながら部活動をしていると、5時半になって先生から帰るように言われた。
ピピピ、ピピピ
そう、私がやっていたのは、満点どころか最後までほぼ終わらせられる人いないだろってレベルの大会問題。大会問題の過去問は学校の物なので持ち出せないし…。
そう言ってバッグに荷物を入れて、ショッピ君が戸締りをしていたので全てのパソコンを落とし椅子を中に入れる。
そうして荷物を持って外に出れば、窓の外から見えていたが、大雨が降っていた。
そう言って折り畳み傘を広げて校舎を出た。ショッピ君は傘を持っている。
足の4分の1程度が濡れると徐々に鱗模様が出てきて、半分が濡れると完全に人魚の外見になるから、靴が濡れる程度は大丈夫。
あっても鱗が出るぐらいだろうけど、ちょっと暗くなってきてるし大丈夫だろう。






![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!