第35話

第35話
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2020/11/17 09:06
黒川(なまえ)
黒川あなた
……って事があって
斉藤壮馬
全く知らなかった…
斉藤壮馬
拓也も話してくれなかったしな……
黒川(なまえ)
黒川あなた
え、そうだったの?
斉藤壮馬
うん



意外だった。






何よりも友達を1番に考えていそうな江口くんが
何も言わないなんて……



斉藤壮馬
とにかく、明日あたりにその竹谷さん
とやらのとこに行くぞ。
黒川(なまえ)
黒川あなた
え!?
黒川(なまえ)
黒川あなた
なんでよ!?
黒川(なまえ)
黒川あなた
先輩だよ?
斉藤壮馬
先輩とか関係ない。
斉藤壮馬
これはれっきとしたいじめだよ。
斉藤壮馬
止めなきゃ。
斉藤壮馬
あいつの目的は拓也をみんなから
引き離す事だろ?
黒川(なまえ)
黒川あなた
いや、壮馬もだよ。



きっと江口くんの事は解決したとしても、

壮馬の方も解決しなければ絵美理が黙ってはいないだろう。




黒川(なまえ)
黒川あなた
あと真礼先輩も。
斉藤壮馬
まじか……
斉藤壮馬
じゃ、尚更直接話して蹴りを付ければ
いいだけじゃん。
黒川(なまえ)
黒川あなた
うん…それもそうだね……



ずっとこの嫌がらせのことは話すまいと思っていたけど、




やっぱり原因の1つである壮馬が終わらせようと
してくれているのは心強く感じた。




斉藤壮馬
じゃあ、明日の昼休み、行くぞ。
斉藤壮馬
とりあえず拓也と綾音ちゃんも連れていく。
斉藤壮馬
拓也には俺から話をしておくから。
斉藤壮馬
あなたは綾音ちゃんに話をして。
黒川(なまえ)
黒川あなた
分かった。























黒川(なまえ)
黒川あなた
壮馬………
黒川(なまえ)
黒川あなた
ありがとう。
斉藤壮馬
何が?
黒川(なまえ)
黒川あなた
私たちの為にこんなこと……
もしかしたら壮馬たちも被害に被害に遭うかも
しれないのに……
斉藤壮馬
大丈夫だよ。
斉藤壮馬
そんなしくじりしないから。
あなたはそんな心配しなくていいよ。




こんな時だからこそ、壮馬の優しさが身にしみた。




斉藤壮馬
あなたは頑張ったよ。
だから後は任せて。
黒川(なまえ)
黒川あなた
うん…ありがと………グスッ
斉藤壮馬
ちょ、泣くなよ!?
黒川(なまえ)
黒川あなた
ごめん……
斉藤壮馬
謝らなくていいから。




ポンポン





短い間だったけど、辛かった。









大丈夫だと思ってたけど、本当は大丈夫じゃなかった。










これで終わらせられるんだ。






ずっと張り詰めていた気持ちが急に緩んで、
安心感が押し寄せてきて、私は泣いた。








壮馬はその間、ずっと頭を撫でてくれていた。








もっと早くから頼れば良かった。









壮馬は私の事を想っていてくれて、
逆に言わない方が壮馬にとって辛いことだったんだと思う。




これからは、ちゃんと言おう。










弱音を吐いて、前を向こう。








感じていても、肝心な時に忘れてしまう。

単純なこと。









そう、私にはみんながいる。









1人じゃない。

















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作者
作者
やば。文章力トイレに流しちゃった((は?
どーも、Aoiです!
作者
作者
壮馬くん頼もしい……←
作者
作者
さぁさぁさぁ!これからの展開やいかに!?
次回もお楽しみにっ!

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