その夜、夢を見た。
水の音がする・・・
だんだんと流れを増す
その中に何かを見た気がした・・・。
カーテンの隙間から朝日が差し込む
昨日の雷が嘘みたいに天気がいい
2人ともまだ寝ているみたいだ
そーっとベットから下りてカーテンに近づく
バタンとドアの閉まる音が聞こえた
???
外を覗いてみれば、翔也らしき
人影が外を歩いているのが見えた。
寝ている2人を置いて素早く身支度を済ませ
後を追いかけた。
あれ?こっちに行ったよね??
鼻歌を歌いながら朝の海岸を散歩する翔也
その手には金属探知機が握られている。
ビービービー
慌てて砂浜を掘れば
と少し歩いては砂を掘る翔也
と声が聞こえた。
びっくりする翔也の横で侑が笑顔を見せた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!