【キス】②
陽「夜」
夜「なに?陽」
陽「今度さ、ドラマでキスシーンがあってさ」
夜「え…?」
陽「夜ならどうする?俺にアドバイスちょーだい」
夜「…俺に分かるわけないよ…陽の方が知ってるんじゃないの……」
陽「ん?なに?」
夜「何でもない…陽がやりたいようにしたらいいよ」
陽「やりたいように、ね。分かった。明日頑張るわ」
夜「う、うん…頑張って…」
夜「やっぱり気になってきちゃった…陽、どこで撮影やるって言ってたっけ…ちょっとだけ…だから」
陽「好きだよ」
♀「わ、私も…」
夜「………………っま、……まって!」
陽「は?」
夜「あのっ…まって…くださいっ…」
陽「すいません、中断させてください。…夜、お前、何で」
夜「ごめんなさい…嫌だって思ったら…じっとしてられなくて…」
陽「…分かった。キスしないから、安心しろって」
夜「キスしないの?」
陽「ある。…監督すいません!キスシーン、フリでお願いします」
って夜のために監督に頭下げる陽もありだよね?












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!