第3話

思い
315
2020/08/05 08:58
レオナ side

in 植物園
⁇『失礼します』





誰か入ってきやがったほっとけばいいだろ







♪〜輝いている 未来照らす光 夢を叶えた特別な夜





歌ってんのか?綺麗な声だ





レオナ『ウルセェぞ』






⁇『ヒッ…誰もいないと思って』





誰だ?しらねぇやつだな





レオナ『寝るの邪魔すんじゃねぇ』





⁇『すいません,植物園に来てみたくて』





レオナ『そんなことは聞いてねぇ』




こいつは入学式の時の草食動物じゃねぇか





レオナ『魔力の匂いがしねぇな』




ん?こいつもしかして………





レオナ『お前,名前は?』






⁇『あなたです,あなたは?』







レオナ『レオナ・キングスカラー。ちょっとこっちこい。』






あなた『先輩ってもしかしてライオンですか?』






レオナ『そうだ,それがどうした?』





あなた『触らせてください!』






レオナ『ダメだ』




触られるのなんて嫌に決まってんだろ




いいこと思いついた





レオナ『触らしてやってもいいが2つ条件がある』






あなた『なんでもいいですよ!』





言ったな




レオナ『俺の質問に正直に答えることと毎日昼にここに来ることだ』






あなた『わかりました』





レオナ『お前,女だろ?』





あなた『え?そんな訳ないじゃないですか男に決まってますよ』




図星か




レオナ『正直に答えろ』ガルルル





あなた『内緒ですよ………本当は女です』





やっぱりか





これは面白いのを見つけたな





気に入った





あなた『質問に答えたので触らせてください』





レオナ『まぁいいか,寝るから起こすなよ』





あなた『え?この状態で?』





レオナ『文句あるのか?』





あなた『ないです』




あぁ落ち着くな





触られたところがくすぐったいが気持ちいい






なんだこの気持ちは…






あなた『カッコいいな』ボソッ





あ?今なんて言った?




カッコいい?俺のこと言ってんのか?





いやいや自意識過剰だろ





たとえ俺のことでなくても嬉しい





あなた『キングスカラー先輩起きてますか?』




尻尾と耳が動いてたか






くそっ無意識に動くから止められねぇ





はぁ今日はよく寝れる気がする









 
1時間後ぐらいかな

よく寝たなぁ





こいつ寝てんのか?無防備なやつだ





綺麗な顔してんな髪の毛もサラサラだしいい匂いだ 





心地いい





倒れそうじゃねぇか





仕方ねぇ肩貸してやるか





ラギー『レオナさーん,寮に戻るっスよ』





レオナ『おい,静かにしろこいつが起きたらどうすんだ』





ラギー『この子ってオンボロ寮の監督生くんじゃないっスか』






レオナ『あぁ今日ちょっとな』






ラギー『へぇレオナさんがそんなことするの珍しいっスね』ニヤニヤ





レオナ『ウルセェ何ニヤニヤしてんだよ』





ラギー『別になんもないっスじゃあ俺先に戻ってますね』





レオナ『あぁ,俺はこいつが起きてから帰る』





ラギー『りょーかいっス』






そろそろ起こすか


レオナ『おい………起きろ』





あなた『すいません!寝てました?』






レオナ『あぁ重かった』






あなた『すいません,もう寮に戻らないと失礼しました』





レオナ『おい…………』





送ってこうと思ったのによ





人の話を聞かねぇな





フフッ嵐みたいで面白れぇ気に入った








ラギー side



レオナさんが恋ですかねぇ





あんな顔初めて見たっス





シシシッ面白くなりそうっスネ







ラギーもあなたが女だと気づいています












































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