第20話

終焉の時
1,857
2020/11/29 12:51
1ヶ月が過ぎた。私は予言をした。
予言の結果、私はやはり死ぬようだ。
予想はしていた、でも、何かが違う。
私はただ死ぬのではなかった無惨に腹を撃ち抜かれた。無惨が生きていたのだからただ死ぬのではない……私は無惨が死なぬと死ねない呪いなのだから。もう一度予言をしなければ……もう一度絶食をするのか……いや、死なぬのだからどおって事ない……それどころじゃない決戦の時が来る……己の事など考えるな……
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
あら、あなたさん!
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
蟲柱様……
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
名前で呼んでくださいよ
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
分かりました……
それより毒の効き目はどうでしたか?
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
ああ、とっても良かったです!!
良ければ今度作り方を教えてください
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
いいですよ。ちょうど今日空いてますし、作りましょうか?
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
いいんですか?
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
はい
(蝶屋敷にて)
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
まず、藤の花はありますか?
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
もちろんありますよ
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
40輪ありますか?
そこに200mlの水を入れます。継ぎ足しながら20時間ぐらいですかね。煮込んでください
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
本当ですか……。
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
これが20時間煮込んだものです。すごく濃いです。こちらに、こちら同様20時間にこんだすずらんを入れて彼岸花の花弁を散らすと、完成です
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
ありがとうございます。
(そして、約束の決戦の日が来た)
いきなりドーンと音がして、御館様の部屋が爆破した。先に避難させておいて正解でした。
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
……
鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨
あなた久しいな
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
お前とは話したくない、早く終わらせよう
鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨
そのつもりだ。鳴女、柱全員を無限城へあなたは私と同じ部屋へ
ベベン
そして私は、宿敵の前にいる。
こいつを殺せば私は解放される。
道連れになってしまうのですから、私も地獄へ行くでしょうね。
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
ヒノカミ神楽炎舞
鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨
ふん、なぜお前がこの呼吸を持っているのかは知らないが。縁壱ほどではないな
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
…当たり前じゃないですか。
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
紅ノ呼吸 壱ノ華 血薄炎
鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨
っ?!血鬼術黒血枳棘
その後、死闘が続き…
私は…精神的に苦痛になってきた。無惨もそうなんだろう…覚醒状態になっている。私も…決着をつけなければ柱たちが傷ついてしまう
鬼舞辻無惨(覚醒)
鬼舞辻無惨(覚醒)
血鬼術黒血枳棘
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
しまっ…
気をつけてはいたのに腹を撃ち抜かれてしまった…予言の続きは。"鬼にされてしまうのだ。それで、正気を失った私はお姉様に止められながら。朝日が昇り、私たちは消えていくのだ。そんな未来変えてしまおう"
鬼舞辻無惨(覚醒)
鬼舞辻無惨(覚醒)
ふっ…油断したな
下弦の鬼ほどの血を入れられた。
全部入れられてない以上は、正気を失わないことに気づいた私はすぐに離れた
鬼舞辻無惨(覚醒)
鬼舞辻無惨(覚醒)
?!
そして一瞬で考えた血鬼術を放った
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
血鬼術 混血ノ矢
鬼舞辻無惨(覚醒)
鬼舞辻無惨(覚醒)
ほう、面白い
そう来るか
相手の腕は切れたが、首は切れていない。趣味がない…そう思っていたのだが。様子がおかしい…普通なら一瞬で回復するはずの傷が回復していない。
鬼舞辻無惨(覚醒)
鬼舞辻無惨(覚醒)
っ?!…回復しないだと?!
すごく動揺している。ということは、このまま殺せるのか?
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
血鬼術 月桃ノ遠吠え
鬼舞辻無惨(覚醒)
鬼舞辻無惨(覚醒)
うっ…
このまま殺せば殺せる。でも…私は最後にしなきゃいけないことがある。
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
皆さんごめんなさい…血鬼術死期展開・地雷
そう言って私は、今ここで死にかけているみんなの傷を自分で背負った。
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
ゴフッ(血を吐く)
鬼舞辻無惨(覚醒)
鬼舞辻無惨(覚醒)
?!お前何してるんだ
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
…お前には関係ない。
血鬼術 鬼消・彼岸花
鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨
…?!(人間に戻っている…傷も…)
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
バタン
そう、ここの皆が傷ついた分の傷を私は全て背負い…尚鬼の血も全て消し去ったのだ…そんな血鬼術を使った私はもちろん貧血で死んでしまう…今だってもう目の前が見えないでもみんなが助かるのだ。幸せになってくれれば、私はもういい。これで終焉……皆みんな幸せに暮らせることを願って……私は死んだ……はずだったのだが。目を覚ますと、目の前には無惨がいた……鬼ではない人間だ。どうして……十二鬼月もいる
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
……自決したのか…?
鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨
そうだ、私はお前に負けた。
それに全てを持って行ってしまったし、私達もそろそろ償わなくてはならない。だからさっさと地獄へ行くぞ。
紅陽  (なまえ)
紅陽 あなた
……嗚呼
そして、私は大正時代は騒がせた鬼たちと地獄へ罪償いの旅へ向かうことになった








[完]

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