1ヶ月が過ぎた。私は予言をした。
予言の結果、私はやはり死ぬようだ。
予想はしていた、でも、何かが違う。
私はただ死ぬのではなかった無惨に腹を撃ち抜かれた。無惨が生きていたのだからただ死ぬのではない……私は無惨が死なぬと死ねない呪いなのだから。もう一度予言をしなければ……もう一度絶食をするのか……いや、死なぬのだからどおって事ない……それどころじゃない決戦の時が来る……己の事など考えるな……
(蝶屋敷にて)
(そして、約束の決戦の日が来た)
いきなりドーンと音がして、御館様の部屋が爆破した。先に避難させておいて正解でした。
ベベン
そして私は、宿敵の前にいる。
こいつを殺せば私は解放される。
道連れになってしまうのですから、私も地獄へ行くでしょうね。
その後、死闘が続き…
私は…精神的に苦痛になってきた。無惨もそうなんだろう…覚醒状態になっている。私も…決着をつけなければ柱たちが傷ついてしまう
気をつけてはいたのに腹を撃ち抜かれてしまった…予言の続きは。"鬼にされてしまうのだ。それで、正気を失った私はお姉様に止められながら。朝日が昇り、私たちは消えていくのだ。そんな未来変えてしまおう"
下弦の鬼ほどの血を入れられた。
全部入れられてない以上は、正気を失わないことに気づいた私はすぐに離れた
そして一瞬で考えた血鬼術を放った
相手の腕は切れたが、首は切れていない。趣味がない…そう思っていたのだが。様子がおかしい…普通なら一瞬で回復するはずの傷が回復していない。
すごく動揺している。ということは、このまま殺せるのか?
このまま殺せば殺せる。でも…私は最後にしなきゃいけないことがある。
そう言って私は、今ここで死にかけているみんなの傷を自分で背負った。
そう、ここの皆が傷ついた分の傷を私は全て背負い…尚鬼の血も全て消し去ったのだ…そんな血鬼術を使った私はもちろん貧血で死んでしまう…今だってもう目の前が見えないでもみんなが助かるのだ。幸せになってくれれば、私はもういい。これで終焉……皆みんな幸せに暮らせることを願って……私は死んだ……はずだったのだが。目を覚ますと、目の前には無惨がいた……鬼ではない人間だ。どうして……十二鬼月もいる
そして、私は大正時代は騒がせた鬼たちと地獄へ罪償いの旅へ向かうことになった
[完]
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!