第3話

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2024/07/01 08:00
ピピッピピッピピッ
(なまえ)
あなた
ん〜
朝5時。ケアラーさんが来てくれる日だから全部任せればいいのに、お人好しな性格だからいつも通り、洗濯機を回してお風呂掃除をして朝食を作って、お母さんのお昼ご飯も作る。
お母さんはまだ寝ているみたいだったから置き手紙を残しておいた。



『お母さんへ
今日はケアラーさんが来てくれる日だから私は学校へ行ってくるね。リハビリ無理せず頑張って!
             あなたの下の名前』







学校の準備をする。今日の時間割は…火曜日だから…
時間割 火曜日[数 社 保 英 音]

おー!まあまあ良い教科たち!!




荷物を準備し終えて時計を見るとまだ15分くらい時間がある。スマホを開くと







LINE





りょーへい
りょーへい
今日学校一緒に行かない??
(なまえ)
あなた
いいよ〜!行こ!!
りょーへい
りょーへい
7時半にあなたの下の名前の家の前いるね!
(なまえ)
あなた
ありがとう!
私たちは家が隣同士。だから昔は登下校もずっと一緒だった。今でもたまに一緒に行くことはあるけどそれは昔に比べたら全然…



















(なまえ)
あなた
わっ!
気づいた時には眠っていて時刻は7時40分。やばいやばい!!!
急いで荷物を持って施錠して…




(なまえ)
あなた
ごめん!!二度寝しちゃった!!
りょーへい
りょーへい
大丈夫だよ!行こっか
(なまえ)
あなた
うん、、
りょーへい
りょーへい
まだ具合悪いでしょ?
(なまえ)
あなた
え?
りょーへい
りょーへい
クマできてる。寝れなかった?
(なまえ)
あなた
あーえっと
私がヤングケアラーなのは学校の先生たちしか知らない。だから…
(なまえ)
あなた
テレビ見て夜更かししちゃってた笑
りょーへい
りょーへい
もーう!風邪引いてたんだからゆっくり寝ないと!
(なまえ)
あなた
はーい!
学校に着き…
着いたと言っても私たちは隣同士の席。だから特になにも変わらないけど笑
(なまえ)
あなた
あ!勉強教えて!
りょーへい
りょーへい
いいよ〜!
(なまえ)
あなた
____________?
りょーへい
りょーへい
__________!













(なまえ)
あなた
理解できた!!!
りょーへい
りょーへい
よかった!
(なまえ)
あなた
ありがとー!やっぱり最高の幼馴染!
りょーへい
りょーへい
俺もだよ!
クラスメイト1
この2人付き合ってるみたい!笑
(なまえ)
あなた
付き合ってないよ〜
りょーへい
りょーへい
そうだよ笑
私、亮平のことが好き。小さい頃からずっと片思いしている。頭はいいのにそういうのはすごく疎いからたぶん気づいてない。それに、もし私が付き合えたとしても私はヤングケアラー。亮平との時間も全然取れない…。だから結ばれないんだろうなって思う
クラスメイト1
でもまじでお似合いだと思うよ??
(なまえ)
あなた
私には勿体なさすぎる!!
りょーへい
りょーへい
それは俺も笑
クラスメイト1
イチャイチャするなよ〜笑
家にいるより幸せ。楽しい。この空間が一生続かないかな〜なんて望んでも叶わないことを思っちゃう。
りょーへい
りょーへい
またわかんないところ出てきたら教えるから言って!
(なまえ)
あなた
ありがと!!
りょーへい
りょーへい
はーい!
クラスメイト2
亮平くん!わたしにも教えてくれない??///
りょーへい
りょーへい
あ、うん!いいよ!
りょーへい
りょーへい
じゃあ、あなたの下の名前、後でまた教えるね
(なまえ)
あなた
うん!
やっぱ亮平モテるな〜。優しいもん。でも…私が1番亮平のこと見てきたからだから私が1番亮平のこと知ってる…!何故か対抗心を燃やしてしまう私。ヤングケアラーの私と完璧な亮平が結ばれることなんて御伽話おとぎばなしでもありえないのに…私なに考えてるんだろ笑






結ばれることのない人を気がつけばずっと好きになっていました…。

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