第2話

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2024/06/30 00:00
朝ごはんを食卓に起き、お母さんを車椅子に乗せてリビングへと連れて行く。
(なまえ)
あなた
先食べてて…!私、洗濯機回してくるから
お母さん
…うん
今日の朝食はトーストにハムエッグ、サラダ。ハムエッグ結構美味しそうにできたの!!だからお母さん喜んでくれるかな〜ってそんなことを思ってた。いつしか、家の家事は全て私1人でやっていた。でも、将来一人暮らしした時のため…。そうやって瞬時にポジティブ思考に変える。そうしないとやっていけないから…。
(なまえ)
あなた
お母さん…?食べないの?
私が洗濯機を回して、お風呂掃除をしてリビングに戻るとなにも手をつけてない朝食とどこか一点をぼーっと見つめているお母さんが視界に入った。
お母さん
沈黙が続く。
(なまえ)
あなた
ごめん…食べたいのじゃなかった?
お母さんを刺激しないように、私が下に出て行動する。
お母さん
ガチャン
※ガラスが割れる音です…!




(なまえ)
あなた
お母さん…?!
(なまえ)
あなた
なんで…お皿落としたの?
お母さん
ハムエッグ
(なまえ)
あなた
え?
お母さん
ハムエッグは…
…そうだ。思い出した。お父さんが家を出て行った日の献立はハムエッグだった。
(なまえ)
あなた
ごめんね、お母さんっ!
急いで飛び散ったガラスのかけらを拾い集める。
(なまえ)
あなた
怪我…してない?
お母さん
…うん
(なまえ)
あなた
お母さんごめんね、思い出したくなかったよね…
お母さん
お母さん
ねぇ、あなたの下の名前
(なまえ)
あなた
ん?
お母さん
目玉焼きがいい
(なまえ)
あなた
うん!わかった!作ってくるから待ってて
お母さん…昔はこんなんじゃなかったよね…そんなに…そんなに惰性が変わっちゃうなんて思ってなかったよ…
私が目玉焼きを作っている間、お母さんはテレビを着けてみていた。それからしばらくすると楽しそうに笑い出して…よかったって思った。
(なまえ)
あなた
お母さん!できたから置いとくね
お母さん
うん
「ありがとう」その言葉がほしいわけじゃないけど言ってくれてもいいのにな…少しそう思ってしまう自分がいた。それから私は掃除機をかけたり、昼食を作ったり、お母さんの愚痴を聞かされたり…。そんなことをしてもう時計の針は14時を指していた。





課題…。やらないと
2時間くらい必死に授業に追いつくように課題をこなす。要領がよくなったことだけはヤングケアラーになってよかったと思う点。

















疲れた〜






LINE
りょーへい
りょーへい
明日学校からなら休んでたぶんの授業の内容教えるね!
(なまえ)
あなた
いつも助かる!ありがとおおおおお!
りょーへい
りょーへい
はーい!
りょーへい
りょーへい
風邪どう?
(なまえ)
あなた
元気ー!
りょーへい
りょーへい
お!よかった!
りょーへい
りょーへい
じゃあ明日学校で、!
(なまえ)
あなた
うん!
明日学校に行く楽しみがまた一つ増えた。勉強…一応受験生だからちゃんと基礎だけは定着させとかないと…。そんなことを思っていたらもう夕飯の時間になっていて私は慌てて家事をして、お母さんをお風呂に入れて、自分の寝る準備をしてベッドに入ったときには午前1時になっていた…。

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