絶賛メインストリートを全速力で駆ける風の子、
霧雨魔理沙。
のろのろとサラシを巻いたりした結果
妖夢とグリムに置いていかれ、
現在遅刻の危機である。
ばきゅんっ
流れ作業の如くマスパを撃ちつけ、
勢いを落とさず走り続ける。
さらに速度を上げ、妖夢の方へ飛びつく。
キキーッとブレーキみたいな音を鳴らして
体を止めた。
妖夢達と話していたであろう赤茶髪が
引いたように呟いた。当たり前だ。
お世辞にもスレンダーとは言えない体型の像を
主人に例えるのは随分ひどい。
地味に辛辣なコメントを残した魔理沙は、
思い出したように「あっ」と言った。
ギチギチギチギチ
こんな感じにグリムが像の質問をしていき、
魔理沙と妖夢は大人しくそれを聞いていた。
...茶々を入れながらだが
そして、全部の話を聞き終わり...
突然のエースの豹変ぶりにグリムだけでなく、
妖夢も魔理沙も目を見開いた。
なお、おおむね共感のようだが。
『 魔法が使えない 』
という部分に反応した妖夢がメンチを切るが、
魔理沙が抑える。
今にも問題を起こしそうなグリムを
魔理沙が宥める。
彼女は何を言えば怒るのだろうか
前言撤回。
魔理沙からプツッと何かが切れた音がした
妖夢があからさまに顔を顰める
どうやら努力に関することを言われて
堪忍袋がブチっといったらさい。
魔理沙は努力に関するうんぬんが地雷だった。
魔理沙は 『 不機嫌です 』
と言うようにむむむっと顔を顰めた。
妖夢はエースに煽られた怒りはどこへやら、
頭を抱えだした。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。