第23話

第22話
1,314
2021/10/05 22:13
場面は変わり、今はLHRの真っ最中。
先生
えー、それじゃ。
体育祭の出場競技を決めて行くぞー
凛
はーい!
ズラっと黒板に書かれた競技名を見て、
待ちきれない程に楽しみになる。
まあ、そう思えない人も居るのだが。
梨央
梨央
..............はぁ...
昔から率先して運動するタイプでは無かった幼馴染。
凛
どしたの梨央。そんな嫌そうに溜め息ついて
この季節が今年もやって来てしまったと嘆く彼は
運動神経が悪い訳では無いのに、筋金入りの運動嫌いだ。
梨央
梨央
だってさ凛ちゃん...体育祭だよ?
凛
うん、体育祭だね!楽しみ!!
梨央の嫌いには、理解を示してあげたいと思うけれど。
梨央
梨央
あの悪魔が作ったと言っても
過言では無い学校行事を楽しみだなんて...
梨央
梨央
これだから運動出来る勢は...
この行事に対しては無理な相談で、同意は出来ない。
凛
一緒に頑張ろうよ!個人練習とか...
断られるのを承知の上で。
一度、海外に引っ越してしまう前から、
毎年持ち掛けて居た提案。
梨央
梨央
ぇぇえええ...
今年も、なんだかんだ断られるんだろうなと思っていた。
でも、今年の答えは。例年とは少し違う物だった。
梨央
梨央
...凛ちゃんが手伝ってくれるなら、やる
空白の時間で彼の中に気持ちの変化が生まれたのか。
はたまた別の理由があるのか。
ハッキリとは分からないけれど、嬉しかった。
凛
...え、私が一緒に練習するだけで...
やってくれるの?
人目がある事も忘れて、飛び付く。
梨央
梨央
__うん。1人じゃきっと無理だけど。
凛ちゃんが居れば頑張れる気がするからw
スリスリと彼の胸に顔を埋めながら動かせば、
くすぐったそうに身を捩る。
梨央
梨央
ちょっ、凛ちゃん...!
みんな、みんな凄い見てるから...一旦離れよ?
凛
えー...このまま居るのダメ?
傍から見れば、かなり変な関係に見えるのかも知れない。
梨央
梨央
ダメ。イチャつくのは帰ってからねー
凛
...はーい.........
付き合って居る訳でも無い、
幼馴染と言えども立派な男女が。
梨央
梨央
ん、いい子。
凛ちゃんが見せ付けたいって言うんだったら
大歓迎だけど...どうする?
凛
え、遠慮させて頂きますっ!
教室で恋人のような会話を繰り広げるのだから。
梨央
梨央
動揺し過ぎだってww
そんなクラスメイト達の心の声に
何となく気付いて居ながら、私達は会話を止めない。
凛
(誰かの事を気にし過ぎて生きてたら、
キリが無いしね笑)
梨央に好意を寄せる子が、
私に敵意を向けたと言う話も、チラホラ聞く。
梨央
梨央
それでそれで!
なんの種目に出たいですか凛ちゃん!
.............だから。
凛
んー、そうだなぁ.......
凛
(欲しいなら、かっさらって見なよ)
こんな気持ちで、私は彼女達を迎え打とうと思う。
二度と、打ちのめされないように。
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作者
作者
『失恋までの、カウントダウン』が
同時投稿に間に合わなかったので...(´;ω;`)
明日中にはテスト前、
最後の更新を出来たらなと思います!
作者
作者
今回は梨央の色っぽい一面、凛のシリアスを
全面に押し出して書いて見ましたが...
いかがでしたでしょうか笑
作者
作者
他作品同様、テストと言う敵の所為で。
投稿が滞ってしまうかも知れないのですが!
作者
作者
プリ小説自体や浮上する事を
止めた訳ではありませんので...
本格的に戻って来たら暖かく迎え入れて
頂けると、本当に嬉しいです!
作者
作者
期間中も1つずつ位は更新出来るように
頑張って見ようと思います!
コメントなどでの応援もぜひ!笑
作者
作者
それでは、また次の更新で!
お疲れ様でした!

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