第2話

# Prologue
41
2026/06/07 09:53 更新



西暦2xxx年。



急速に発展した科学技術によって、人類はかつて“未来”と呼んでいた時代へ辿り着いた。


都市を覆う立体広告。

空中を走る情報投影。

脳神経と接続される電子端末。

高度に発達した義肢技術。




そして __ アンドロイド。


彼らは労働力としてだけでなく、隣人として、家族として、同じ生きている者として、既に社会へ深く溶け込んでいる。



人間と機械の境界は、もはや曖昧になっていた。








……表向きは。




だが、この世界には説明できない“異常”が存在する。



突然発生する怪死事件。

空間の歪み。

存在しないはずの声。

監視記録から消失する人影。




そして、人知を超えた異形。



人々はそれを総称して、「怪異」と呼ぶ。


怪異は人間の負の感情に引き寄せられ、現実へ滲み出る。


恐怖。 執着。 後悔。 憎悪。


それらが世界の“バグ”と結びついた時、怪異は発生する。



だが、その存在は一般には公開されていない。


都市機能の混乱を防ぐため。

社会秩序を守るため。

“正常な世界”を維持するため。



怪異は今日も、誰にも知られぬまま処理され続けている。


警察。 探偵。 怪盗。 マフィア。


立場も思想も異なる者たちは、それぞれの方法で怪異と向き合っている。



ある者は人々を守るため。

ある者は真実を追うため。

ある者は核を奪うため。

ある者は裏側を支えるため。





ネオンの光が夜を照らし、電子音が絶えず響くこの都市で。

人間と怪異、現実と異常は、今日も紙一重に共存している。

__君たちは、そんな世界を生きている。































『 GLITCH JUSTICE -グリッジ・ジャスティス- 』

これより、物語の連載を開始していきます。

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