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第1話

一話
37
2025/03/21 10:00 更新
ある日

こたろー
おらああああああ
マーチィ
ぶねっ
どーる
避けるので精一杯です.......
晴れ晴れとした青空の中、みんなと外でドッジボールをして遊んでる

試合は中々いいところで、みんな燃えている
けいたろー
速すぎ
こたろーのボールをきゃにが受け取り、きゃにが投げたボールが槍のように敵コートを突っ切ってった。ボールが通ったとこの近くにいたねえすぁんの髪が波のように揺れていた
しばらく投げ合い、ボールは外野に転がり...
あかい
いくぞりおれ
あかいがボールを受け取り、りおれにパスするように向こう側に投げ、りおれも受け取ってパスするという、当てられるか受け止めるまで繰り返されるという沼にハメられてる
けいたろー
えぐいえぐいえぐい
(あれやばそうだなあ、、ぶつかったらタダじゃすまなそう)
ばにら
速すぎて見えない、、
かにかま
あーあれは詰んでるな
ばにこは目をみはっており、きゃには遠い目をしていた

徐々にあかいとりおれのボールは高速になっていき、残りのけいたろーとねえすぁんが必死に避けている
その時...
りんりか
ぐはっ
どーる
ねーさん!!!!!
りおれの高速ボールが、ねえすぁんの腕に直撃した。あまりにの勢いだったのか、転びかけていた
りんりか
あとは任せました☆
けいたろー
え、ねえさん?
ねえすぁんが外野に移る背中をけいたろが唖然として見ていた
あかい
よ、けいたろー(^^♪
けいたろー
けいたろが唖然としているうちに、ボールは外野に転がり、あかいがそのボールを拾ってけいたろに向けて投げた
りんりか
あ、
きのちよ
全滅
あかいとりおれのおかげで、見事あたいのチームは圧勝することができた
りおれ
ヤッタゼ
ばにら
強すぎる、、
マーチィ
あかいとりおれすごいなw
そんな風にわやわやしていると、頭の上でなにか硬いものの衝撃があり、チャポンと、液体が揺れる音がした
マーチィ
いた、なに?
衝撃の後、上から何かが転がってきた。それをあたいは手で受け止めた
マーチィ
なにこれ?
小さい透明な筒状な物で、中にはピンク色に光る液体がゆらゆらと揺れていて、黒い蓋でふたをされている。
こたろー
なにそれ
みんな不思議そうに筒状の物を覗いている。あたいも筒を回して見てみる

なんか嫌な予感がするのは気のせいだろうか
けいたろー
上から落ちて来たよね?
かにかま
なんでこんな物が上から落ちてくるんだ
その通りだ。あたいは青空の真下にいて、こんな怪しげなものが空から落ちてくるなんてありえない
こたろー
誰かの仕業?
その時─

突如、筒の真ん中からウィーンと開き、ピンク色の液体が急速にミスト状に変化し、外へ排出されていった
マーチィ
!?!?!?
ピンクの霧はあたいたちを包むように広がっている
かにかま
またどっかに連れてかれるんじゃね
こたろー
なら連れてかれる前に逃げよ─




完全に視界がピンクに染まった。全く何も見えないあたりを触ろうとするけど、何も無かった

そうこうしているうちに、徐々に視界が色鮮やかになってきた
マーチィ
ん、なんか見えるような?
そのとき、カチャっという物騒な音が聞こえた

霧が消えると...
マーチィ
こたろー
へ?
どーる
そこには、パッと見で黒とピンクがくっきりと分かるぐらいの色の人たちに、銃口を向けられていた

円状の建物内で、ピンクの壁に床、円状の部屋の半円ぐらいの広さのデスクがあり、その上にはPCが置かれてる。中心にはエレベーターがある
こたろー
WHAT
誰だ?
まさかここに侵入することができるなんて...システム壊れた?
背の低い女の子が頭を抱えて言った
マーチィ
え、えーと、、怪しい者ではありません
いや急に侵入してきて怪しいに決まってるだろ
背の高い男性に睨まれてしまった。より怪しまれてしまったよう、、
かにかま
逃げれんな
向けられている銃口は一切ブレない

そんなあたふたしているとき、後ろからウィーンと、扉が開いた音がした
お前さんら、何モンだ?
さっき向けられた銃口音より、重い気がした
どうにか打開しないとという勘が、盛大に引っ張り出されるように出てきた
あの容器を見せようとしたけど、いつの間にか手に持ってたのに無くなってた
どーる
あ、あの、変な筒からピンクの霧が広がって、霧が消えたらいつの間にかここに来てたんです
こたろー
そうそう、なんか巻き込まれてここに来てたんだよ
ふーん...
背の低い女の子があたいたちをじっと見ている
おいローゼ、もっと警戒心を...
でも、この人たちの見た目見て?ピンクと黒の二色じゃなく、色めっちゃあるじゃん。異世界人みたいじゃない?
───確かになんでこの人たちは黒とピンクしかないのだろう?
こたろー
確かに俺らとは違う見た目してるな。てかここって別世界なのか?
あかい
俺らは別に危害を加えるとかそういう目的はない。だから見逃してくれませんか?
見逃したとして、逃げた後どうすんのさ
───...逃げた後?
貴女たち別世界に住んでるんでしょ?この世界ではどこで過ごすの?
あともう23時...いやもう0時なんだけど
確かに時計を見るともうすぐ0時になりそうだ
あかい
ホテルとか─
ホテルはやめときな~、接客態度悪いから。あとここらへん治安めっちゃ悪いよ
大勢の中から一人、背の高い女性が出てきた。なんかオーラからして姉貴分みたいな感じの人だ
こたろー
じゃあどうすればいいん?
きのちよ
野宿?
かにかま
絶対嫌
(ホテルが駄目なら野宿、、やだなあ)

そのとき
うちでしばらく住めば?ローゼが泊めてくれるってね
マーチィ
え、いいんですか!?!
え、私?まぁいいけど
なんと泊めさせてくれるらしい。実にありがたい。このままだとさっむい中ガクブル震えながら野宿コースになるところだった
ローゼ
泊まるなら一応自己紹介しとこうか、私ローゼって言うんだ
背が低く、ピンクのピーコートを着ている。髪は黒髪で前側だけピンク色のボブで、少しウェーブ入りで、外ハネをしている
ローゼ
こっちはロサード、私の兄だよ
背の高い男性。ピンク髪で先が黒色をしている。ピンクのYシャツの上には黒いベストを着ており、さらにその上に黒いジャケットを羽織っている
ロサード
まったく...ローゼもラナンも軽すぎだぞ、異世界人でも警戒心ぐらい持てよ
ローゼ
ロサードも相変わらず口うるさいねー
ロサード
おい─
ローゼ
こっちはラナンねえ。チーフで、皆の姉貴って感じ
ラナン
どうも~
見事黒からピンクになっており、大きいウェーブがかけられていて、大人っぽさがある。悠然に手を振っているのもまた大人っぽい。あと姉貴分なの当たってた
ローゼ
このおじさんはカーネ、うちのリーダー。ポンコツだけどフレンドリーな人だよ
ローゼはリーダーの人と真逆な位置にいたはずなのに、いつの間にか隣にいた。え瞬間移動した??
カーネ
おじ...ポンコツ.....容赦ねぇなぁ
黒とピンクで、髪のハネが大きい髪型をしている。黒めの赤ピンクのYシャツを着ていて、黒ネクタイに黒のサスペンダーをつけている。そして片目には包帯が巻かれている。顔立ち的にも、この人が一番年上だと思う。と、言っても30代前半ぐらい。他の人が若すぎる

色々言われてショックなのかしょぼんとしている。その姿からはさっきまでの殺意があったとは思えない
ローゼ
もう時間遅いから、他は各自で聞いといてー
おいローゼ、適当しやすぎないか?
うん、その通りだと思う。
マーチィ
えっと、私はマーチィと申します
あかい
あかいです
りおれ
りおれデス
そんな風にこちらもそれぞれ自己紹介した
ローゼ
よろしくー。それじゃ、私の部屋に案内しよう...
ローゼ
と、言いたいところだけど、流石にこの人数は私の部屋だけじゃ狭いかも...
ローゼの視線がじりじりとロサードの方へ向けられる。物をねだるような目をしてる
ロサード
...俺の部屋に泊めさせろと?
ローゼ
さっすがロサード、察しがいいねー
ロサード
はぁ?なんで俺なんだよ
すっごい嫌そうな顔をしている
ローゼ
だってラナン姐とリーダーは人は泊めることは出来ないじゃん?ならロサードだけだよ
ラナン
私はプライベートを大事にしたいから...よろしくねロサードっ
二人に押し付けられ、心底嫌そうな顔をしている
ローゼ
リーダーもいいでしょー?
カーネがチラリとあたいたちの方を見た
カーネ
...まぁ、いいぞ
リーダーの人からにも許可が出た、ありがたい
カーネ
俺も仕事で人泊めるどころじゃないからな、任せたぞ
ロサードはがっくりした顔をした
そんなロサードにカーネはすっごい笑顔でロサードの肩を叩いた。お茶目そうな人だ
ロサード
...っはー分かったよ。仕方ねーなぁ
諦めたのか、ロサードは嫌な顔を続けながら言った
ローゼ
んふふー、じゃあ、ついてきて
マーチィ
ありがとうございます、、
泊めてくれるのはほんと助かる

ローゼはエレベーターの中へ入り、あたいたちも続いてエレベーターに入っていった


続く...
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