第2話

二話
29
2025/03/21 10:00 更新
エレベーター内は普段あたいたちが使っているのとほぼ変わらない
強いて言えば、中が広く、余裕で10人は入るぐらい

階は地下一階と、一階がある。どうやらさっきいたのは地下一階のようで、今は一階に向かっている
こたろー
中でかすぎだろ
ローゼ
まぁ結構でかいほうよ
この世界でもでかいほうらしい。そりゃそうだ
しばらく乗っていると、一階についた

エレベーターの扉が開き、外へ出た
ローゼ
ほら、ついたよ
さっきとは違い、狭い空間。壁も床も天井も黒で、天井にはうっすいピンクのライトがつけられている
前を見ると外らしきの様子が見られるでかいガラスが張られている
マーチィ
ここは...
あたいはその張られているガラスから外を見た
空は夜なのか黒。黒いビルに窓はピンクに光ってる。見てると目が痛くなる。空中には道路が浮いていて、その上に車が走ってる。まるで未来都市みたい
こたろー
これは別世界確定だな
りおれ
未来都市みたい
ローゼ
やっぱ異世界人なのかぁ
やはりここは別世界みたいだ
少し横へ進むと、階段があった
その階段をのぼると、アパートみたいに部屋が振り分けられている
ローゼ
ここが私のだよ
部屋は3つあり、その中の真ん中の部屋を指した
ローゼ
左がロサードので、右がリーダーのね
そう説明してくれた
ローゼ
じゃっ、もう遅いし、部屋に入ってさっさとねよーう


そうして、あたいはローゼの部屋に泊まることになった

ローゼの部屋のメンバーはローゼにあたい、ばにことねえすぁんになった

壁は真っ黒で、床は薄ピンクの木材。内装はピンクの衣服用の棚と薄ピンクの逆S字の棚がある

ベットは、フレームは黒で、シーツと布団はピンク。その隣にあるサイドテーブルは真っ黒
窓のカーテンも真っ黒
中心にはピンクの長方形のマットがあり、上には暗めのピンクの円形テーブルがある
真っ黒のデスクに椅子、PCがある。さらにその隣には全身が映る鏡がある
黒とピンクばっかで、そんなにピンクと黒が好きなんだろうか


ベットは一つしかないため、敷布団を用意してくれた
ローゼ
敷布団足りてよかったぁ
マーチィ
ありがたい、、
ばにら
ありがとうございますす!
りんりか
感謝...
用意された敷布団は全体的に黒で、結構分厚めで、ふかふかそう。これで寝るとめっちゃ寝れると思う

用意した直後、ベットにドスっと座った
ローゼ
ねぇ、さっきピンクの霧にこの世界に連れてかれたって言っていたけど、どんな風に霧が現れたの?
友達みたいに、親近感が沸く話し方をした
マーチィ
なんか、変な筒みたいなのが上から降ってきて、中に入ってた液体が霧になって、それが広がっていつの間にかここにいた
ローゼ
ふーん、変な筒かぁ
彼女は少し足を左右に動かした。小さい子供みたいだ
ローゼ
その筒の見た目ってどんな感じ?
マーチィ
えーと、確か透明な筒で黒い蓋をされてた気がする
ローゼ
なるほどぉ
不思議そうに首を傾げて言った
ローゼ
ねぇ、マーチィたちの世界ってどんな感じなの?
マーチィ
うーんと、いろんな色がある建物が建てられてるよ。空中に道路とかはないかな。あたいがいた世界と比べると、この世界は未来都市って感じがする
ローゼ
へぇ、色はあるけどこっちのほうが技術は進んでるって感じかぁ
ローゼはじっとあたいを見る
マーチィ
なんでこの世界って黒とピンクしかないん?ほかに色あるの?
ローゼ
サイトやゲームとか、ネット上なら色々あるよー。でも、現実となると結構貴重だね。白はまだ手に入る方だけど、ピンクや黒ほど安価ではないかな
ネットとかではあるらしいけど、リアルになると色は黒とピンクばかりみたい。白もあるらしいが、安価ではないらしい
ローゼ
あとは、みんな生まれつき黒とピンクなのと、空とかの環境がそうだから。それに合わせるように主に黒とピンクが使われているよ
マーチィ
空も?今は黒だけど、ピンクにもなるの?
ローゼ
昼はピンクだよー。結構どピンクだからたまに目が痛くなっちゃう
やはり別世界であるのか、環境もあたいたちとは違うみたい
マーチィ
そうなのかあ。こっちだと昼だと青空で、綺麗なんだよ
ばにら
ずっと眺められる、、
ローゼ
へぇー!ずっと見てられるぐらい綺麗なんだぁ
そんな珍しいことなのか、一気に身をこちらに乗り出し、目を輝かせた。危うくそのままベットから落ちそうなぐらい
マーチィ
さっきカーネさん?をリーダーって呼んでたけど、なんかのグループ?
ローゼ
えーっとねぇ
それから、ローゼは淡々と説明し始めた

まず、ローゼは「カイド」といういわゆる情報屋に所属しているらしい。その中でも、情報チームとスパイチームに別れているとのこと

情報チームは、物事の噂や情報を調べ、得た情報を売ってるらしい
スパイチームはデバイスからでは調べられないことを、実際に潜入して情報を得るらしい

ローゼはスパイチームに入っているらしい
りんりか
情報屋ってすごいですなぁ
ローゼ
でしょー
ローゼの動きが少し止まる
ローゼ
...言い過ぎた気がするけどまぁいいか!
マーチィ
ほ、ほんとに大丈夫?
ローゼ
まぁまぁー
気にすんなって感じで軽く手を仰いでいる
そんな風に楽しく会話をし、その後、天国の神々しい光を浴びたかのように、心地よく寝た
それから、ロサードの部屋まで案内してもらった

内装は、ベットは灰色のマットレス、黒い布団の上にはピンクのブランケットが敷かれている
ベットの横方向には黒く、でっかい棚があり、中には本がぎっしり詰め込まれている。これが一番目につきやすいと思う
白く、壁が無く、骨組みしかないスッキリしている衣服入れがある
真ん中には灰色の四角形のマットがあり、上には長方形のテーブルが二つ合わせて置かれている
その横には真っ黒のデスクと椅子がある
全体的に見るとシンプルな内装だが、色が黒とピンクしかない


それから、みんなが寝るために敷布団を敷くことになった
こたろー
気持ちよさそうな布団だなあ
ロサードが俺たちの分の敷布団を用意してくれてる
俺も運ぶって言ったが、「一人で出来る」と言われてしまった。運んでるときの顔が若干歪んでるきーしたのは気のせいだろうか
床一面に敷布団が敷かれている。敷布団は黒、枕はピンクで、見るだけでふかふかなのが分かる

ひと段落したとこで、布団の上であかいが話しかけた
あかい
ロサードって何者?
速攻寝ようとしたところで話しかけられたのかなのか、ロサードは不機嫌そうな顔をした
ロサード
逆に問う。お前らは何者だ?
なんか上から目線でムカつく
こたろー
ただの一般人
ロサード
お前はどう見てもロボットだろ
ロサードが眉を歪ませ、目を細めた

(あー、普通はそんな反応するんだったか)
あかい
俺らは危害加えないから大丈夫、絶対
あかい
で、ロサードって何者?さっきなんかリーダーとか言ってたし、なんかのグル?
ロサード
なんだお前、観察力でも持ってんのか
あかい
当り前(^^♪
ロサード
...集団なのは確かだ
あかいを睨み返すように目を細めた
かにかま
怪しすぎだろ
こたろー
それな
言い方が怪しすぎる。多分何か隠してる
ただベットに座り足組んでずっと俺らを見つめてる。その姿はまるで銅像みたいでピクりもしない。かたくな感じで、これは聞き出すのが難しそう
あかい
怪しいことやってんのか?はいかいいえでは答えれるか
ロサード
言わん
あかい
じゃあそれはいいことか?
ロサード
言わん
かにかま
こいつ言わんしか言わないやん
全部の返答が「言わん」しかならないぐらい堅い。とにかく堅い。せめて違う返答しないかい
きのちよ
不審者集団
ロサード
ふし...
さっきまでがっちり固定されてたような体勢が、ほんの少しつま先が動いた
あかい
じゃあおやすみ、不審者さん☆
その言葉でロサードの顔が一気に歪んだ。さっき微かに呟いた言葉から、こいつのプライドに傷でもついたのか
あかいが布団にもぐったのにも関わらず、ずっとベットに居座っていた

10秒後、その様子を布団からチラっとあかいが見た

ロサードのギュインと槍のような視線をあかいに向けられる
ロサード
...
口をキュっと結び、また銅像のように固まった

頑固だったり簡単に傷ついたり、ハッキリ言ってめんどくさい奴だ。子供みたい
こたろー
別に俺らはバラしたりなんかしねえよ
あかい
誰にも話さないから大丈夫。てかいくら優しくされても知らない人といるのはチョット、、
そう言ってやっても頑なに話そうとしない

そのとき...
ローゼ
...言い過ぎた気がするけど まぁいいか!
壁の向こうから、女の子の声が聞こえた。確かローゼって言うんだっけな
ロサード
あいつまさか...
ロサードの頭が思いっ切りうつむいた
こたろー
色んな奴に会ってきたから今更なんも怖くねえよ
どーる
話したら切腹します......
ロサード
...まぁ、アジトを見られたからにはもう逃げれないか
諦めたのか、ロサードはゆっくり目を閉じ、ゆっくり目を開けて話し始めた
ロサード
俺は「カイド」と言う、まぁ、いわゆる情報屋みたいなもんだ
どーる
情報屋!!!!?!?すごい
ロサード
それじゃ寝る
あんなに苦労して聞き出した結果、マジで素っ気ない説明だった。そしてそのまま布団にもぐって寝てしまった。だが、ロサードが何者かは分かった


そんなところで、俺らも就寝した─



続く...
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