次の日
昨日の夜は、玄関からそっと入り家に帰った。お母さん達はまだ喧嘩をしてたから、そのまま、止めに入った。
どうやら、私が外に出たことに気づいてないらしい。
私はまた落ち込みかけそうになり、自分の部屋のベットにダイブした。
大丈夫、
世界はお父さんみたいな人だけじゃない。
そう言い聞かせ、そのまま寝た。
いつも通り学校に行って授業を受け、
「さようなら!」と言って、帰りの会が終わる。
下駄箱に行き、今日の1日を振りかける。
そうすると…
校門のところで、50人くらい? の人が集まっている。
自分には関係ないことだと思い、通り過ぎようとすると…
そんな声がした。
このセリフ。そして、あのニックネーム知っている。
たくさんの人の間から、見つめてみると
ドラケン君と目があった。
やっぱり、背が高い人は見渡しやすいだろうな〜。
ドラケン君がこっちを向きながら、言う。
マイキーは、見てないらしく必死に首を動かして見つけようとしてくれてる。
ドラケン君、先頭にこっちに向かってくる。
前にいた人達が道を開ける。
周りがざわざわしてるのが、わかる。
その、姫って呼び方やめてほしい…
それに、私そんなに可愛くもないし優しくもないよ!
↑
お前が可愛くないなら、私達はなんだよ‼︎
by 作者
周りの人達がさっきから、私とマイキー達の関係を知りたいらしく、見られていて恥ずかしい…
in 公園
よかったぁ〜
ちゃんと、周りを見てくれる視野が広い人がいた!
そんなに、自信満々に言われても私が知りたい事とは違う。
行ってる途中
さっきから、いたの人を紹介してくれるらしい。
さっきから、思っていたがこの人たちのニックネームと顔が合っていない気がする。
誰が、つけたんだろ〜
そう考えてるとファミレスに着いた。
10分後
マイキーがさっきから、何を頼むか悩んでるらしい。他のメンバーはすぐに決まったが、マイキーは悩んでる。
特大のパフェ? お子様ランチ?
想像の斜めいく料理で悩んでるらしい。
私が提案した途端にみんなが必死で止めてくる。
マイキーが勝手に店員を呼んでしまい、なんでみんながあんなに必死に止めたのかわからないまま、パフェを頼んだ。
パフェが来るまで、みんなで話した。
パーちん君が飼っている犬がポチって言 いう名前で、見た目と合ってないとか。
場地君の髪の毛をツインテールにしてみたいとか、くだらない話をした。
しばらくすると、店員が机にパフェを置いて行き、すぐさま去っていった。
机に置かれたのは、32㎝ぐらいのパフェだった。
そんなことをみんなが言いこっちに向く。
私が目を輝かせながら、みんなに言う。
マイキーが口を開けてくる。
私は良いよと言いながら、もう一口あげる。
さっきまでフリーズしてた、ドラケン君が驚きながら言っていくる。
みんなが一つずつ、ツッコんでくる。
もう、みんなが混乱しすぎ。
最後はあまり関係なかったことだし。
一つずつ、答えてく。
私が答えてる間、届いたお子様ランチをマイキーは食べてる。旗が載っていたから、マイキーは嬉しそうだ。
混乱してるみんなの代表としてドラケン君が言ってくる。
なんで、ドラケン君早口で言ってるのw
みんなが、呆れた様子の中
私はパフェを食べ切った。
in外
みんなでいるのは、気を使わなくていいから楽しいのに。
みんなの視線がこっちに集まる。
これで、断れと…、無理だと思う。
マイキーからの期待の視線が痛い。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。