第5話

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2025/03/06 10:50 更新





 待機部屋で暫く心を落ち着かせていると扉がノックされ先輩が顔を出してくれた。


キム・ドユン
お疲れ様ウォヌ
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お疲れ様です ..
キム・ドユン
大丈夫か ? なんか元気ないな
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あー ... 最近疲れがとれなくて、
キム・ドユン
そうだったならとっとと終わらせて早く身体休めないと
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そうですね



 ドユン先輩に肩を叩かれ少し気が楽になった気がした。撮影機材の片付けをするためにまた撮影部屋へと戻った。流石に彼奴も帰っていてスタッフの方達が片付けを進めてくれている。俺もそれに混ざって片付けを着々と進めた。


キム・ドユン
あ、そういえばミンギュ君がまたウォヌに撮って欲しいって
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え ...
キム・ドユン
すごく褒めてくれてたよ。俺より上手いなんて言いやがってさぁ ㅎ



 あの時の会話、俺の事を褒めてくれていたんだ。これも1種の嫌がらせ ?
 先輩の話しを聞く限りだと彼奴はまだ俺のことを根に持っているのかもしれない。なんて執着心の高い奴なんだ。

 もう一緒の現場は懲り懲りだ。なんとか言って彼奴と現場が被らないようにしてもらおう。


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でも先輩には敵いませんよ
キム・ドユン
今度もミンギュ君のこと撮ってやってよ
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...っいや、色々な経験したいので1人に固執はしたくないと言うか ...
キム・ドユン
そう ?  まあ、ウォヌには沢山経験を積んでもらいたいし無理強いはしないよ



 先輩には流石にミンギュとの事を打ち上げる訳にもいかずに一緒の現場にならないように伝えた。先輩もそれに暖かく答えてくれて安堵する。
 一体彼奴は何を考えているのかさっぱり分からない。あの時のことを忘れるなんてことは無い筈だ。でも加害者はそういった記憶は薄れるなんてことを聞いたことがある。
 もういい、これ以上彼奴のことで時間を割きたくない。さっさと片付けを終えて家に帰って寝よう。

 機材を纏めてスタッフの方々と運搬を終えて先輩に挨拶を交わし自宅へと足を動かす。
 今日は色々と災難な1日だった。早くこのことは忘れよう。夜空に顔を仰がせ深く溜息を吐いた。




 今日も撮影がある。でも今日は撮影に参加するというよりかは見学に近かった。これも勉強の1つとなるから貴重な時間だ。

 撮影現場に入って準備を進める。今日は人気雑誌のお偉いさんも来るらしく普段よりも空気が張り詰めていた。アピールできるチャンスでもありミスをすると先に響く大事な場面だから皆色々と企んでいるんだろう。
 でも俺には関係ない事だ。正直この場で適当に突っ立っていれば今日は終わり。仕事もないも同然だから少し気楽にいた。


キム・ドユン
おはようウォヌ
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おはようございます
キム・ドユン
昨日はよく寝れたか ? その感じだと体調は良さそうだな
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はい。お陰様で
キム・ドユン
良かった良かった。でも悪いな、仕事頼めなくて
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気にしないでください。見学できるだけでも十分ですよ
キム・ドユン
それに彼奴がなぁ ...



 先輩は怪訝な顔で扉の方を見つめた。彼奴 ? それって今来るお偉いさんのこと ? 先輩がここまで乗り気じゃないのは初めて見た。


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彼奴って ...
キム・ドユン
もう少しで来る雑誌の出版社の社長にあたる人だよ
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やっぱ上の人達との仕事って緊張しますよね
キム・ドユン
そうじゃないんだよな ~ その社長
キム・ドユン
モデルとか狙って枕させてんだよ
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え ... !?









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