第4話

第4章 いざデートへ
13
2024/12/19 09:13 更新
影野 もみじ
で、どこ行くの?
大泉 ひなた
秘密だってば笑
影野 もみじ
秘密って言っても、、、、
影野 もみじ
(限度があるだろ)
影野 もみじ
まだ教えてくれないの?
今日はデート当日。なのに彼女は一切目的地を教えてくれない。というか教えてくれる気配がそもそもない。昨日突然「ICOCA持ってる?」「チャージ金額は??」と連絡してきた。それに俺は「どこまで行く予定なの?」と返信した。でも彼女は「ICOCA持ってる?」「チャージ金額は??」の一点張りだった。もう俺は諦めてICOCAを持っていること、チャージ金額を彼女に言った。彼女からは「オッケ~!」とだけ返信され、今に至る。




影野 もみじ
なぁ
しばらくして俺はしびれを切らし彼女に言った。
影野 もみじ
お金払ってるんだからさ、本当いい加減目的地教えてくんない?訳も分からずお金払うのだいぶ嫌なんだけど?
大泉 ひなた
も~そんな怒っちゃやーよ!笑笑
そう答える彼女が俺の目にはふざけているように見えた。いや、彼女は間違いなくふざけている。そんな彼女を見て俺の怒りはヒートアップする。
影野 もみじ
ふざけんな
影野 もみじ
もしお前がこのまま目的地を言わないつもりなら俺は帰らせてもらう
影野 もみじ
いいな?
大泉 ひなた
、、、、え?
影野 もみじ
(しまった)
怒りが頂点に達したのか家での口調になってしまった。謝ろうとして彼女の顔を見ると彼女は信じがたい表情をしていた。
大泉 ひなた
何、そのかっこいいもみじ君、、、
大泉 ひなた
そんなもみじ君見たことない!
彼女の目はキラキラと輝いていた。
大泉 ひなた
でも、確かに目的地を一切教えずにっていうのは良くなかったか、、、、、
大泉 ひなた
ごめんね?
影野 もみじ
じゃあ!
大泉 ひなた
でもまだ言えない
影野 もみじ
な、、、、💢
大泉 ひなた
私ね、もみじ君の驚いた顔とか楽しそうなもみじ君が見たくて内緒にしてるの
彼女の顔は口調とは裏腹に半泣き状態だった。多分初めて俺がキレているのを目にしたのだろう。もともと俺はあまり怒る性格じゃないから無理もない。こんなに自分の気持ちを言ったのは小学校低学年以来だ。
簡潔にいうと、

自分らしくない

大泉 ひなた
ねぇ、だからさ、帰らないで?
大泉 ひなた
お願い
彼女はどうやら、俺が俺らしくないと考え込んでいた間でも俺を帰らせまいと説得していたらしい。
影野 もみじ
わかった
影野 もみじ
そこまで言うなら連れて行って
影野 もみじ
(まぁ俺は1ミリも聞いていなかったんだけど((()
なぜ承諾したか?そんなの今まで金を出して何も楽しくないまま帰るのは目的地がわからないより最悪だと考えたからだ。
大泉 ひなた
え、ほんと??
大泉 ひなた
じゃあ行こ!電車の時間ヤバイよ!
そう言うと彼女は電車の席から全力疾走する。
影野 もみじ
は、ちょ_
俺は戸惑いながらも彼女に続いて走り出す。俺はこれでも一応元サッカー部だから軽く走れば文化部の彼女に追いつくことができ、俺らは無事電車に乗ることができた。
大泉 ひなた
なんとか乗れたね!
へへっと笑いながら彼女はそういった。
影野 もみじ
だね
俺はそんな彼女に対して淡泊に返事をする。
大泉 ひなた
あとはポケ~っとしてたら着くよ!!
影野 もみじ
w要は乗り換えがないんだなww
大泉 ひなた
、、、、、、
俺が笑うと彼女は開けた口をふさがない。
影野 もみじ
え、どしたの
大泉 ひなた
あ、、ううん
大泉 ひなた
もみじ君が笑ってるの初めて見たな~って
そう言いながら彼女は微笑んだ。
影野 もみじ
(かわいいなぁ、、)
影野 もみじ
( ゚д゚)ハッ!
影野 もみじ
(いやいや、可愛くない可愛くない。可愛いとしてもそれは世間から見たものであって、俺から見たものじゃない!うんそうだ。そうだよ、、)
大泉 ひなた
ねぇ
彼女に声をかけられた。
影野 もみじ
うん?
大泉 ひなた
寝てていいよ?
影野 もみじ
、、、、うん?
大泉 ひなた
だから寝てていいよ
影野 もみじ
、、、、、、、、、、、、、うん?
大泉 ひなた
www
影野 もみじ
www
俺らは電車の中で声を殺して笑った。
影野 もみじ
なんで急に??w
大泉 ひなた
だってもみじ君最近寝てないでしょ?
影野 もみじ
え、、、、、、なんで知って、、?
大泉 ひなた
わかるよ~!
大泉 ひなた
好きな人のことはよく見てるんだよ???
影野 もみじ
こわw
大泉 ひなた
えぇ?w
影野 もみじ
まぁあってるからグゥの音も出ないんですけど、笑
大泉 ひなた
ほらぁ~!w
大泉 ひなた
なんで?
影野 もみじ
え?
大泉 ひなた
だから、なんで?なんで最近寝れてないのかなぁ??
そう言いながら彼女はニヤニヤしている。
影野 もみじ
、、、、、、その顔、わかってるだろ
大泉 ひなた
え~??
大泉 ひなた
わかんないよ~笑
影野 もみじ
、、、、、、、、、デートの場所、探してた、、、////
大泉 ひなた
(キュン、、私の彼氏控えめに言って優勝、、、、、、、、)
大泉 ひなた
でも意外だなぁ
影野 もみじ
大泉 ひなた
いやね、私から見たもみじ君ってなんかもっとこう、、、なんていうの?
影野 もみじ
知らねぇよww
大泉 ひなた
wwwそう!なんかtheクールって感じ?
影野 もみじ
はぁ?w
大泉 ひなた
なんかね、めんどくさいことはほんとに何もしませんって感じだったの
影野 もみじ
、、、『なんか』使いすぎじゃね?w
大泉 ひなた
それくらい表すの難しいんだって!!www
影野 もみじ
ふーん?w
大泉 ひなた
何!
影野 もみじ
別に~?(・∀・)ニヤニヤ
影野 もみじ
(でも、確かにそうだな、、、今の俺は自分でもわかるほどにヘンだ、、、、、滅多に怒ったり笑ったりしないし、人のために夜更かしなんて、、、、、一体どうしたんだろうな、)
気づけば俺は眠りに落ちていた____

プリ小説オーディオドラマ