夢主ちゃんの固有魔法はつくらないことにしました
イーストン魔法学校
魔法界の中枢を担う数々のエリートを送り出してきた由緒ある名門校
編入試験は当然超難関
そしてその試験を担当するのが
(次世代を担うスーパーエリート魔法使い
この私、クロード・ルッチである)
(どれどれ今年の志願者は)
(名門貴族の長男に魔法局事務次官の息子etc.)
(ふん、世間的には有名どころといったところだな)
(さすが格式高い我が校にふさわしい意識の高い受験者たちだ)
ココが試験場か...
ふんふんふんふん
何の音だろ?
行ってみよ
ガシャガシャガシャガシャ
は?(なぜ筋トレしてるやついんの?)
(しかも、次は空気椅子しながら本を読んでるし)
トレーニング後45分以内のタンパク質摂取は基本中の基本と
(何言ってるのこの人。魔術の本ならわかるけど筋トレの本読む奴いるか?普通)
もっもっもっもっも
すみません、どういう状況ですか?
筋トレを
それは見たらわかる
まぁいっか 貴方名前は?
マッシュ・バーンデッド モグモグ
マッシュ・バーンデッドね
僕の名前はあなた・あなたの名字(カタカナ推奨)
これからよろしくね
いや 試験ってどんなのだろう
何としてでも受かんなきゃ
確かにどんな試験かは気になるね
受からなきゃここに入れないし
初めまして 諸君
どこからか 声が
今回の編入試験を担当するクロード・ルッチだ よろしく
……!!クロード・ルッチ!!
次に来る魔法使い 今年度7位に入ったあの!?
若くして数々の高度な魔法を習得したと噂の…あの!?
わざわざ 火の中から出てくるとか熱そうだな
確かに火の中から出てくるとか大変そうですね
(あいつらは絶対に落とす)
ではさっそく1次試験を始める
全員 席につけ
!?
席なんてないぞ!?
ボゴボゴ
机が現れたぞ!?
おい 上を見ろ!
バサッバサッ
ストンストン
ストトトト
すげー!!
さすがイーストン魔法学校期待の教師!!
最初から準備してある部屋に連れてってくれればいいのに
確かにそうすれば魔力も無駄にはなりませんね
(殺す)
(まあいい
この編入試験は突破率3%
あいつのようなふざけたやつはまず通らん)
制限時間を30分
それでは始め!!
(なんだコレ、文字がうねうね動いてる)
止まれよカス
(止まった!!)
できました~
ご、合格だ
ありがとうございます
なんやかんやあり何とかここまで合格を勝ち取ったあなた
次の試験は何だろうな
次の試験はこれだ!!
うわっ! 危なっ
また地面が
なんか 迷路出てきたんですけど……
次の試験は この迷路を解いてもらう
もちろん ただの迷路ではない
中には様々な罠が仕掛けられてある
制限時間は30分
時間内にゴール地点にいたものを合格とする
それでは 始め!!
なんだか 簡単そうだな
頑張ってください 合格できるのを楽しみにしています
あ、待っt
それでは
なんかあれだな
なぞなぞ ばっかじゃん
ゴゴゴゴゴ
うわ 地面 飲み込もうとしてくるし
動くな!
シーン
よし 進も
着きました〜
なっ! こんな早くに!?
すみません
スタート地点が近かったみたいなので
合格だ
(そろそろ時間だけどマッシュ君大丈夫かな?)
ドガガガガガ
(なっ まさか…)
(厚さ1m いかなる魔法をも防ぐこの……)
(壁がぁぁぁ)
一直線でつっきって来やがった!!
(チッ)
何とか間に合ったな
おい いいのか?あれ
ありなのか?
いやダメだろ
ヒキョーだ!
ふざけるなよ!
俺たちはまじめにやったんだ!!
帰れ
帰ーれ
帰ーれ
帰ーれ
ズーン 帰りたい
おかしいだろ
迷路じゃねえだろそれはもう
確かに
迷って出てくるのが迷路だろうが
ごもっとも
迷路とは一体?
哲学
帰ーれ
帰ーれ
や やめてあげてください!
彼は悪くないんです!
貴女は誰ですか?
レモン・アーヴィンです
やめろっ!
言えばただじゃおかないぞ
今ならあの約束も考えてやる
私が…
おいっ!
私が意図的にゴールに行けないように邪魔したんです
ルッチ先生に言われて……
ザワザワ
その人を足止めしたら合格にしてやるって言われて…
私んち貧乏で家族のためにもなんとか ここに入りたくて…
でもそんな私を助けて彼はこう言ったんです
僕と結婚してくれって
いや、言ってないけど
そんな照れないでください
アナタの気持ちは
とても……良かったですよ……ハイ
いや 言ってないから普通に
フン
そうだ悪いか?
私は試験官だ
気に入らないやつを落とそうとして何が悪い?
そもそもふさわしくないんだよ
貴様らみたいな底辺臭のする人間は
この高貴なエリート校にはな
生意気なガキに貧乏少女
小汚いローブを着てるからすぐに分かったよ訳ありだってね
底辺にも利用価値があると思って声をかけてやったのに恩を仇で返しやがって
頭が悪いのは親譲りか?
そりゃ当然みすぼらしい人生ってわけだ
私は私の判断が間違っているとは思わない
お前たち二人は不合格だ
文句があるなら私に盾つくか?
イーストン魔法学校のエリート教師であるこの私に!!
もっともそれができたらの話だがな
黙って聞いてりゃ何なんですか貴方
なんだ盾つくのか?
人のことを散々馬鹿にして
底辺臭のする人間だから不合格?
そんなの関係ないんじゃないですか?
この学校は魔法を学ぶところ
底辺臭のする人間だからって魔法が使えないんですか?
みすぼらしいから不合格、この学校には入れない?
何なんですか身勝手な理由で不合格にするなんて
頭大丈夫ですか?
そんなに言うならお前も不合格にするぞ!!
バキツ
え?
言い過ぎですよ先生
ザワッ
(なにー!?)
だ 黙れ!お前らの言うことなんか
静まれ!!
バンツ
ウォールバーグ校長……
今から最終面接を始める
これより先はわしが試験を監督する
校長…なぜここに…
ルッチよ
お前は後でわしの部屋に来なさい
それではさっそく一人目といこう
ボアッ
き、消えた!?
多分あの魔法で最終面接の会場に飛ばされるのだと思います
良かった
それよりも大丈夫ですか?
え?
あの人に散々言われてたじゃないですか
あ、あの庇ってくれてありがとうございます
お礼は大丈夫です
だって、睨まれながらも自分がやったことと相手の言ったことを大勢の前で言えるなんてすごいと思ったからです
え?
だって不合格にするって言われても言い切ったじゃないですか
それなら私なんかのために怒ってくれた貴方のほうがすごいですよ
最終面接お互い頑張りましょうね
ハイ、それよりも名前何て言うんですか?
あなた・あなたの名字(カタカナ推奨)です
あなたと呼んでください
あなた君、さっきはありがとう!
タメ口で喋ってくれる人が少ないのでタメ口で喋ってくれて嬉しいです
ボアッ
あっ
それではあなた・あなたの名字(カタカナ推奨)の最終面接を始める
よろしくお願いします
まず最初になぜ我が校を選んだのかを聞こう
……
幸せになるためです
え?
姉が生きれなかった分僕が生きて幸せになるって約束したからです
そうか
では次に……
あの場で不合格にされると分かっていてもあの子たちを庇ったのはなぜじゃね?
…
君がわざわざ不合格になりそうなリスクをとったのは
だってあと少しで合格になれそうなのにあの人のせいで合格になれなかったら可哀想でしょう
助けられるのに見捨てて助けないのと同じだと思ったからです
フォッフォッフォ
君はマッシュと同じように後先をあまり考えないタイプのようだな
でももしあの発言で他の二人と一緒に不合格になったらとかは考えなかったのかね
考えても助けようとしたと思います
フォッフォッフォ
非常に面白い
じゃがその答えは君がまだ全然世界を知らないから言えることじゃ
君より強いものはこの世にゴマンといる
君より圧倒的に強い存在が立ちはだかった時
はたして同じような行動がとれるかな?
例えばそれが
わしだとしても
(なんて圧倒的な魔力量!息が詰まりそうだ)
なんですかこれは
この魔法は対象者の大切なものの魂を人形に移すことができるんじゃ
この国じゃわししか使えない古代魔法じゃ
……
もちろんそれだけではない
魂のこもった人形にナイフを突き刺せばそのものはもう帰ってこない
あの…申し訳ありませんけど僕の大切な人はこの世にいないので
それはすまんかったのぉ
ですがこんな大きいものをずっと出しておいては魔力が減りませんか?
力とは
人を傷つけも救いもする……
それは力を持っている者次第なのじゃ
我が校では一流の魔法使いを育てあげることが大きな使命の一つ
つまりそれは大きな力を授けることになる
だからこそわしは重視したいのじゃ
弱きを助け強きを挫く
強き者としての資格を……
そしてわしの見立てによる君という人間は
その資質を持っているようじゃ
ありがとうございます
あと先ほど校長が言っていた
「もし校長が僕の前に立ちはだかったら」っていう質問の答えなんですけど
その時は僕の魔法でぶっ飛ばします
フォッフォッフォッフォ
なんと無礼な!!
正気なのか貴様!!
正気です
だって僕が幸せを掴み取るためなんですから
よいよい
ようこそイーストン魔法学校へ
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