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第2話

独りの少女【過去編】~良詩の記憶~
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2026/01/26 07:48 更新
音鈴おとすず良詩らら
………
♪~*~♪*♪~*~♪
音鈴おとすず良詩らら
ペコリ
パチパチパチ
XXXX年
とある少女がフルートの
演奏会で最優秀賞をとった。

これが、音楽に愛された姉妹の始まり。
音鈴おとすず良詩らら
お母さん…あのね。最優秀賞とったの、
そう、当たり前でしょ、私の子なんだから。
音鈴おとすず良詩らら
はい。
その頃その子はまだ、小学1年生だった。
それなのに、
ほぼ無表情。
なぜだろう。

例えるとしたら、人形のようだ。
「普通」だったら、感情豊かで、
好奇心旺盛なのだろうが、


 





この子はそうではない。

泣く、恐怖、
音鈴おとすず良詩らら
お母さん、次のピアノのコンサートはいつでしょうか。
あぁ!もう!うるさい!自分で見なさいよ!
そもそも!私はお母さんじゃなくて主って言えっていつも言ってるでしょ!何回言ったら分かるの?!
音鈴おとすず良詩らら
ごめんなさい。ウルウル
泣くな!私は、裕翔だけの母親なんだから!
音鈴おとすず 裕翔ゆうと
ふぇぇぇん。:゚(;´∩`;)゚:。まぁま~
この子は、弟の裕翔くん。
この頃は、
まだ4歳。
どうしたの?裕翔くん。
音鈴おとすず猫音ねね
お母さん、良詩にも優しくして上げてよ。
この子は、猫音、小学3年生。
良詩の姉。
猫音だけは、良詩の味方。
あんたはうるさい!黙っといて!
音鈴おとすず猫音ねね
はい、良詩。大丈夫だよ。
音鈴おとすず良詩らら
ねぇね。ごめんなさい。
音鈴おとすず 裕翔ゆうと
まんま、
ご飯かな?用意すらから待っててね~!
さっさと、ご飯作れよ。奴隷ども。
バチンッ
音鈴おとすず猫音ねね
ひっ、
音鈴おとすず良詩らら
止めて!ねぇねに意地悪しないで!
あ?あんたが相手になるなら良いわよ。
もう、口出し出来ないようにしてやるから。
音鈴おとすず良詩らら
ひ、でもッ、
猫音、お前は今度の大会で優勝してきなさいよ。
じゃないと、どうなるか分かってるわよね?
音鈴おとすず猫音ねね
は、はい。
良詩行くわよ。
音鈴おとすず良詩らら
はい。
良詩ららの日記
○がつ○にち
お母さんは、いつもおこってます。
今日もヒモでぺちぺちされました。
その後、英語とフランス語、漢字の
べんきょうをしました。
分からなくて聞いたらおこられました。
モットイイコジャナイトオコラレチャウ
○がつ△にち
フランス語のきそができるようになった。
けど、ほめてくれなかった。
わたしをミテ、おかあさん。
次は、韓国語をお勉強するらしいです。
お勉強は、きらいです。
音鈴おとすず良詩らら
おかあさん…私たちのこともミテよ。
音鈴おとすず猫音ねね
チラッ良詩ごめんね
ポロリと
日記を書いていたら涙がこぼれた。
泣きたくないのに、


怒られたくないのに、

感情を抑えることができない。
ごめんなさい。






















 
イケナイコで……。
次回、「【過去編】~事故~」

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