放課後、教室に残っているのは戦車道チームの主要メンバー。つまりは車長。それに加えて指揮官経験のあるテディとユーハンだ。
ちなみに、一回戦で使用可能な車輌の数は10輌である。(ガルパン準拠)
6つ繋げた机の上に、ルカスが真っ白な紙を敷く。
言いながら朱音が紙面に長方形を赤と青の二色で描き、赤い方の長方形のうちいくつかに「チヘ」と書き込んだ。
朱音がまた長方形に車種を書き込もうとしたとき、ユーハンが控えめに、だがはっきりと挙手をした。
ミヤジに聞かれて、ユーハンは一瞬苦しそうな、悔しそうな顔をした。深呼吸を数回繰り返して、意を決した様子で言葉を吐き出す。
ユーハンから勝鶴で起きたことのあらましを聞いた朱音は、あまりの酷さに頭を抱えた。
テディが発した純粋な質問に、ユーハンはより一層苦しげな顔になった。
あまりのことにかけるべき言葉が見つからない。
ハウレスだけでなく、その場の全員が言葉を迷ったそのとき、
朱音が凛々しい声で言った。全員の視線が集中する。
朱音の言葉を聞いた全員が頼もしい笑みを浮かべる。ユーハンは安心したような、泣きそうな表情を堪えてうなずいた。
実優も相当ご立腹らしい。ジェシカが少し引いている。
朱音もなかなか容赦がない。
作戦会議は、帰寮時間ギリギリまで続いた。
瑠愛はバカやね。
参加型募集中!ぜひ応募してください!
























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。