第11話

虚偽の言葉
469
2024/04/28 12:00
僕のアイコン変えましたぁぁぁぁぁ!!!!!!

可愛くなったでしょ?☆((殴


はい、関係ないですごめんなさい((

なんか組が、毒素、相棒、初期人狼になってしまっている…
三僕要素がぁぁ……

あと勝手に、kn彡一人っ子設定にしてます((

kn視点








グルッペンとトントンが席を外した。

あいつなんだかんだでめちゃくちゃ考えとるからな。
なんか伝えに行ったんやろ。

ぼーっとグルッペンが出ていった扉を見ていると、

ロボロ
俺とゾムも席外すわ!

コネシマ
ん?ぁ、おう。

ロボロ
じゃ、ゾム行こか!

ゾムが、こくり、と頷いたのを確認してからも、ゾムを気にかけながら談話室を出ていくロボロを見送る。


二人っきりになってもうた…。
鬱 寝とるし、 かといって 起きた時に 話す事も無いんやけど。

ふと鬱を見る。
トントンがかけてくれたであろう 毛布に包まり、静かに寝息を立てている。

コネシマ
……、

鬱の言葉を思い出す。


鬱先生
僕、だって……、
鬱先生
兄さんに…っ…、心配、されたい…っ!


ぼろぼろと大粒の涙を溢して、トントンに言っていた姿が浮かび上がる。

心配されたい、か。
俺が、トントンとグルッペンが話していたのをたまたま聞いた時も、トントンは、


トントン
鬱は…そういう年頃なんですかね…、
トントン
少し悲しそうな表情が僕に突き刺さるんです…
トントン
けど 頭撫でようとすると、嫌がられちゃって……


そう、苦笑いしながら言っていた。

『 僕  " だって " 』
ゾムはよく心配されている、ということなのだろう。
ゾムが最初起きた時、真っ先に二人はゾムに心配の眼差しを向けていたから。

つまりは、心配されたいけど心配かけたくない、って事やろ?

コネシマ
コイツも、まだまだガキやな。

そんな事を思いながら
自分の昔を振り返ってみる。

俺は全くもって心配されたいと思った事は無かったし。
まぁ俺 兄弟居らんし。
両親 嫌いやし?
さんざんやな…笑

いや俺の事はええねん。

でもこんくらいの年やったらそんなもんやないのか?
俗に言う、そういうお年頃ってやつやろ

鬱先生
……マ…、シマ…!コネシマ!

コネシマ
ぁ、?お前起きとったんか?!

鬱先生
今さっき起きたんやボケ。
鬱先生
…お前 変な事考えてたやろ。

コネシマ
…(( 図星
コネシマ
そんなん分からへんやん

鬱先生
顔に書いとるわ。笑

見透かされ少し戸惑った俺を嘲笑った後、周りを見れば俺に問いかけてくる。

鬱先生
兄さんとゾムは?

コネシマ
話しに言ったで?
二人きりで話したいことあるんやって、

鬱先生
…兄さんとゾム二人で?

コネシマ
あ~、ちゃうちゃう
グルッペン、トントンとロボロ、ゾムやで

鬱先生
あぁなんや…
鬱先生
よかった……

コネシマ
……。

コイツ、落ち着いてるように見えて結構焦っとるんかな。
今 完全に "よかった" 言うたよな?

鬱先生
…どうしたん、僕のこと見て。

コネシマ
ん?あぁ なんでもないで!

アカンな、俺めっちゃ普通に鬱の事見てた。

鬱先生
……変な奴やな、

コネシマ
まぁ……今のは否めへんわ…笑

鬱先生
そういう所も変。

コネシマ
えぇ?今のどこが変やねん

鬱先生
僕と優しく話してくれるのが変。
鬱先生
…僕が喋ればだいたい怒られる、

鬱先生
「 知りもしない癖に 」って。
鬱先生
じゃあ知らない奴の気持ちになった事あるんか、って思うねん

鬱先生
何も知らないで捨てられて、
僕の為に辛い思いする兄弟達をただ見てる事しか出来ない僕の気持ちに。

そんな事を言い放つ鬱の口は震えている。
今にも泣き出しそうな顔で、でも絶対に泣かないと言い張るような顔で。
俺は鬱の言葉を静かに聞いていた。

鬱先生
弟よりも頼りない兄で。
兄よりも生意気な弟で。
ただの足手まといなん ちゃうかなって、
鬱先生
だから、優しくされるべきやない僕に 優しくするお前は変。

コネシマ
そうなのかもしれんな

よく心が無いと言われるのは、
こうやって容赦無しに
一直線でしか物事を伝えられないからなのかもしれないと、今さらながら考える。

コネシマ
でもな、

俺は鬱の目の前に屈み、目を合わせる。

コネシマ
お前を批判する奴が居るなら、
お前を賞賛する奴が居ってもええと思わんか?
コネシマ
お前からは、兄弟への愛が伝わって来んねん。

鬱先生
愛…?

コネシマ
せやで?
やからお前が気付いてないだけで、
その分トントンとゾムからも愛されてんねん。
コネシマ
愛されとる事を自覚せぇ

コネシマ
……ええ、事やぞ
愛されるっちゅう事は、

我ながら意外な事を言ったと思う。
いや、そんな事無いか。

まだ子供のコイツに、家族愛が偽りだなんて言える訳無いし。
それに、コイツ等の愛情はきっと本物や。
大切にしてほしいのは
まぁ…事実や。

鬱先生
愛される…綺麗事やな…、
僕が一番嫌いな事やのに、

コネシマ
まだ子供なんやから。
現実なんて見ずに夢見とけぇ?

鬱先生
せやな、そうするわ

鬱の微笑みは、まだ透き通った光を秘めている。
コイツはきっと、立ち直る。
そう信じて、汚い大人ながら
精一杯輝いた笑みを返してみせた。




スクロールお疲れ様です。

沙惡(主)
沙惡(主)
書いててめっちゃ楽しかったぜ?
沙惡(主)
沙惡(主)
kn彡いいっすねぇ…((

沙惡(主)
沙惡(主)
読んでくれてありがとうです!
またヨンデネ☆((

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