第2話

第1話 分裂したあの日。
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2025/08/18 11:08 更新
ohr men
はいきた85点〜!!!
qn
俺95だけど
ohr men
はっ!?
dzl
うわ、凡ミスしたーおんりーに負けた…93
ohr men
はぁぁ!?!?
orf
いやーやっぱりこの3人には勝てんわ!!
bn
こいつらはちょっと別次元にいるな。
ohr men
何点だよ
orf
あ、でも今日は結構良かったよ!58!!
bn
はぁ!?裏切ったな!?!?
orf
ぼんさん何点だったんですか~?笑
bn
…47
qn
まあ、ぼんさんにしては、
dzl
おらふくんも…おらふくんにしては
bn
にしてはってなんだよ!にしては!
ohr men
やっべ!部活始まる!
qn
うわ、ほんとじゃん
orf
いっそげ!!!!!

こうやってしょうもない話で盛り上がるのが楽しくて楽しくて。
普通の日常が幸せってこういうことか、と身をもって感じていた。
ずっと続けばいいのに……
この言葉はどこに行っても、どんな状況でも願えば願うほど自分達から遠ざかっていくのかもしれない。

あの事件さえ起きなければ。

高校3年生の夏。
学年は受験に向けて少しずつピリついたムードになり始めていた。
でもそんなの関係なく、相変わらずな日常を過ごしていた。
orf
ねーねーおんりー、ここの式分かんないんだけど…
qn
これ…?これはここをこうしてこうすればこうなるから
orf
ストップストップ!それがわかんないの!!
qn
えぇ〜…だから…
bn
ドズさーんめーんここ教えて〜……
dzl
これはここをこう、
ohr men
え、こっちをこうした方が早くないっすか?
dzl
それだと計算ミス増えるでしょ?
ohr men
えーでもさー
orf
出た、揚げ足トリオ!!
qn
そんなことしてたらいつまでもぼんさんの成績上がんないよ…
bn
おい、失礼な!!!
dzl
それもそうだな……
orf
あ、僕ちょっとトイレ行ってくるわ!!
ohr men
へい、いってらー
.orf
夢中で勉強してたらトイレとか行くのすっかり忘れてたな……
最近はおんりーに教えて貰って勉強してるけど、解説が先生よりも分かりやすいんじゃないかってレベルで分かりやすくて少し勉強が楽しくなってきたんよなあ
このまま受験まで突っ走るぞ!!
.orf
…あれ?
.orf
誰の声だろう
教師1
報酬の用意は済んだか?
教師2
ああ、いつでも行けますよ
教師1
流石だな。出場枠さえ抑えれればこっちのもんだ。なんてったって学校の名誉…そして賞金がかかってるんだからな!
教師2
悪いこと考えますねぇ!はっはっは
.orf
これって…!
耳を澄ますと声の元は応接室からのものだった。
放課後にここの廊下を通る生徒は少ないからだろうか、偶然聞こえてしまったその会話は聞いてはいけないものだろう、そう察した。

賞金がかかってる大会といえば毎年この時期に行われるサッカー部の全国大会だ。しかし出場枠の獲得はかなり厳しい争いと言われている…が、この学校は毎年出場、しかも優勝を重ねてきている。
どこも勝てない強豪校と有名だが、もしやこの裏には不正行為が…??

ポケットからスマホを取り出す。本当は学校で使っちゃいけないんだけど……こっそりね。
音を出さないように服の中で録音ボタンを押した。
教師1
にしても良かったなぁ、今年は大会の責任者が変わったからどうなる事かと思ったよ。次も金に釣られるような人間で心底助かった。
教師2
本当ですね!!あ、勝利作戦は例年の作戦を継続でいいですか?
教師1
構わない。相手により多少の調整は頼む。
教師2
任せてください!
教師1
ふっ、頼もしい部下だ。あとで出場枠確保と報酬の件は連絡しておくように。今日は解散だ。
教師2
了解です
.orf
(出てくる!)
ガサゴソと荷物をまとめるのが聞こえたため立ち去ろうとすると同時に反射的に録音ボタンを押してしまった。
防音対策をしていなかったため機械音が静かな廊下に鳴り響く。
教師1
……誰かいる?
教師1
聞かれていたらまずい。ちょっと見てこい。
教師2
はい!
.orf
(やばい!!)
持ち前の運動神経で慌てて逃げ出した。
教師2
…足音が聞こえた気がするけど、ん、人影…?

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