第2話

Story1
400
2020/12/09 21:01 更新
you side

今日も仕事先である撮影スタジオに行く

撮影スタジオに入るとこれでもかと暑い

それもそうだ、私はレースクイーン兼モデルなのだから

衣装はいつだって裸に近いほど布面積が少ない

モデルといってもグラビアアイドルに近いし、実は仕事もそんなにない

メインの仕事はクラブのダンサーと実業家達のパーティーガールだ

モデルもレースクイーンもメインの仕事にとってプラスになるからしてるだけ

撮影が終わり、時間を見ればクラブに出勤する時間だった

クラブまでヒール音を響かせながら歩く

すると後ろからずっと昔好きだった人の声が聞こえた
ホンソク
ホンソク
あなた?
(なまえ)
あなた
ホンソク?
振り返ると昔に比べ男らしくなったホンソクがいた
ホンソク
ホンソク
綺麗になったね

こんなところで何をしてるの?
こんな私にした彼に意地悪したくて嘘をつく
(なまえ)
あなた
これからデートなの

ホンソクは?
ホンソク
ホンソク
オフだからメンバーの何人かと飲みに行こうかなって

デート、楽しんで
(なまえ)
あなた
うん、またね
ホンソク
ホンソク
あなたは今幸せ?
(なまえ)
あなた
もちろん

ホンソクもオフ、楽しんで
私は精一杯の笑顔で彼に手を振って人混みに紛れた

クラブの裏口でタバコに火をつける

スマホを見ていると画面に水滴が落ちる

久しぶりに会った彼はカッコよくて笑った時にできる目尻の皺も変わっていなかった

やだなぁ、アイライン滲んちゃう

吸い終え、クラブに入る

ダンス用のビキニに着替えてメイク直しをする

バックヤードで自撮りをしてインスタを更新する

気持ちを入れ替え、フロアのステージに立つ

身体を揺らし、ダンスをする

チップを渡そうとする客に身体を近づける

すると肌とビキニの間にお札が挟まる

1時間ほどでチップでいっぱいになる

バックヤードに戻り、ミニ丈のドレスに着替えてVIPルームに入る

すると今日のゲストのラッパーがいた

隣に座り、一緒にショットを飲む

心地良く酔っ払う

ラッパーが私の身体を撫でる

もう慣れてしまったことだ

再びバックヤードに戻り別のダンス衣装に着替える

私はラッパーと共にステージに立つ

そしてまた私の衣装はお札でいっぱいになる

ラッパーと共にステージを後にする

私服に着替えてVIPルームに入る

ショットをたくさん飲む

それなりに酔い、ラッパーとクラブを出る

メイン通りでタクシーを拾い、一緒にホテルへと向かう

絡み合い、私は早々にホテルを出た

すぐさま呼ばれた社長のパーティーに参加する

パーティーがお開きになり、タクシーでいつも行くバーに向かう

朝方近くで普段なら私しかいない
(なまえ)
あなた
マスター、ミモザ
マスター
はいよ
(なまえ)
あなた
今日は珍しく個室が騒がしいね
マスター
あー、アイドルがお忍びで飲みに来てる
(なまえ)
あなた
そっか
個室のドアが開かれる

すると優しい顔立ちの人が出てきた
ヨウォン
ヨウォン
マスター、お手洗いってどこ?
後ろからまた別の人が現れる
シノン
シノン
ヨウォン、奥の扉だよ
ヨウォン
ヨウォン
ヒョン、ありがとう
シノン
シノン
あれ?

もしかしてレースクイーンのあなたさんですか?
(なまえ)
あなた
ええ、まあ笑笑
シノン
シノン
ヒョン、あなたさんがいる!
ホンソク
ホンソク
え?

あなたはデートなんだよ?
ホンソクが出てきた
シノン
シノン
1人でいるよ
ホンソク
ホンソク
あれ、デートは?
(なまえ)
あなた
彼、仕事だから早めに切り上げてここにきたの
ホンソク
ホンソク
そっか
マスター
あれ?彼氏いたっけ?
(なまえ)
あなた
マスターだまって
マスター
はい
シノン
シノン
よかったら一緒にどうですか?
ヨウォン
ヨウォン
ヒョン、この綺麗な女性は?
シノン
シノン
レースクイーンのあなたさん

ほら、ホンソクの…
ヨウォン
ヨウォン
あー!

はじめまして、良かったら一緒に

ね?
(なまえ)
あなた
じゃあ、ご一緒させてください
個室に入るともう1人寝ている人がいた
ヨウォン
ヨウォン
ちょっと、イェナン起きて
イェナン
イェナン
なにー?

あれ?

この人は?
(なまえ)
あなた
レースクイーンをしてるあなたです
イェナン
イェナン
あなたってホンソギヒョンの?
(なまえ)
あなた
あー、昔同じ高校の同級生だったんです笑笑
ホンソク
ホンソク
まあね
イェナン
イェナン
え?

元カノじゃ無くて?
(なまえ)
あなた
そう言われればそうでしたね

昔のことですしなにせ、高校生の時の話じゃないですか笑笑

付き合うっていう経験に憧れる年頃の話だし、ノーカウントじゃないですか?
ホンソク
ホンソク
いや、俺は真剣だったよ?
(なまえ)
あなた
アイドルになってリップサービス上手なのね
ホンソク
ホンソク
本当に真剣だった
(なまえ)
あなた
嘘よ
ホンソク
ホンソク
え?
(なまえ)
あなた
ずっと待ってた

けどあなたは私のことを忘れて別の人と付き合ってたじゃない
シノン
シノン
いや、ヒョンは確かにあなたさん以外の人とデートに行ったりしてた

けど2回目はなくって初恋の彼女との約束を守るんだってそう言ってた
イェナン
イェナン
1位取れたら、迎えに行くって

約束の思い出のカフェで待ち合わせをしてデートするんだって
ホンソク
ホンソク
一昨日、ようやく1位取れたんだ

あなたにカトクも送ったし、インスタのDMも送った
ヨウォン
ヨウォン
けど既読にならないからって

昨日落ち込んでて、それで今日こうして飲んでるんだ
(なまえ)
あなた
レースクイーンの仕事を始めてからはSNSのアカウント、全部作り替えたから

レースクイーンのインスタはDMがたくさん来ててあんまり開かないし、プライベートの方は鍵かけてるから

ごめんね
ホンソク
ホンソク
ううん、そうだろうと思った

まあ今日は楽しく飲もうよ

それにしても綺麗になったねあなた
(なまえ)
あなた
ありがとう
不思議な気持ちになる

昔は甘いラテを飲んでいた私たちがこうしてお酒を飲んでるなんて

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