第4話

第2話 仮入部期間
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2025/04/12 00:59 更新
研磨side 
今日も疲れた。普段と違う日は余計疲れる。でも今日はいい日だったとも思う。

部活動見学の時、クロにあなたの名字さんの相手を頼まれた時はほんとに嫌だった。
あなたの名字さんはクラスの中心で、元気で明るく自分とは相いれぬ存在だと思っていた。
しかし、話してみると印象が変わった。決して元気すぎておれを置いてきぼりにすることなく、落ち着いて話すことができた。後にクロに楽しそうにしてたと突っ込まれたが、本当に自然に話すことができて心地の良い時間だった。彼女がバレー部のマネージャーになってくれたらいいなと思いながら、眠りについた。
朝目覚めると一件のメールが届いていた。それは中学時代のバレー部の先輩、及川さんからのだった。
及川徹
及川徹
あなたの下の名前ちゃん久しぶり!元気してる〜?
というか!どこの高校行ったのさ⁉︎青葉城西行くって言ってなかった?
入ってくるの楽しみにしてたのに、探しても見つからないし!及川さんさみしー🥲
そういえば、私が東京に引っ越したことを先輩たちに伝えてないことを思い出した。
先輩たちが引退する時は、絶対青葉城西高校に行くんだって泣き喚いていたんだっけ。
久しぶりの中学時代の先輩からのメールに懐かしさを感じ、思い出にふけつつも引っ越したことを軽く説明したメールを送った。
中学時代の思い出に浸っていたせいで電車に乗り遅れたが、なんとか走って遅刻を免れた。
そして、昨日書いた入部届けを早々と提出した。
(なまえ)
あなた
孤爪くん!私やっぱりバレー部のマネージャーやることにしたよ!
孤爪研磨
孤爪研磨
そっか。おれももう入部届け出したよ。あなたの名字さん三年間よろしくね。
(なまえ)
あなた
うん!よろしく!三年間一緒なんだし私のことはあなたの下の名前って呼んでよ!
孤爪研磨
孤爪研磨
わかったあなたの下の名前。おれも研磨でいいよ。
(なまえ)
あなた
了解!研磨!いつから部活始まるのかな?
孤爪研磨
孤爪研磨
一年の部活動開始は一週間後らしいよ。今は仮入部みたいだから見学だけだって。今日も見学行く?
(なまえ)
あなた
うん!一緒に行こう!
仮入部期間は毎日授業終わりに研磨とバレー部の見学に行った。
見学時に同じくバレー部に入学を決めた一年生2人と仲良くなった。
1人は急にシュールなボケをかます福永招平くんだ。比較的無口であるが、時たまシュールなボケをかましていた。
あまりにも真顔でボケるものだからほんとに面白かった。
もう1人は山本猛虎くんだ。彼は終始目が合わなかったが、何かを必死に伝えようとしているのはわかった。
熱血スポーツマンで少し怖そうに見えるが、可愛い一面もありそうで今後もっと仲良くなりたいと思った。
この子達がどんなプレーをするのか楽しみで、楽しみでしかたがない。

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