今日は高校入学式!東京に引っ越してからは通信制の中学に通っていたから友達いないんだよねー。
まずはいろんな子に話しかけよー!
教室に着くと、まだ先生が来ていないからかとても騒がしかった。
私もクラスメイトとの会話を楽しんだ。
簡単な自己紹介が終わったあとはすぐ解散となった。
その後、クラスメイトの何人かとカラオケにいって仲良くなれてほんとによかった。
入学初日のスタートダッシュとしてはかなりよかったと思う。
そう、今日は授業が終わったら待ちに待った部活動の見学が始まる日なのだ。
もちろん私は男子バレー部のマネージャー一択!
音駒高校は最近また強くなってきてるって聞いたからほんとに楽しみ。
今日は一回目の授業なのに現状の実力を測るためだとか言って、数学の抜き打ちテストがあった。
結果はボロボロ…。許すまじ数学‼︎
そんな最悪な授業もやっと終わり、部活動見学の時間になった。
友達と一緒に回ろうと思っていたけど、みんなはバレー部に興味がなかったみたいだから1人でバレー部に見学に行くことにした。
そこからは、孤爪くんからマネージャーのおおまかな仕事を教わり、幼馴染の黒尾さんの話や今日のテストの話など他愛もない話で盛り上がった。クロとは黒尾さんのあだ名らしい。歳の差があっても、今も仲良くできている2人はすごいなと思った。
孤爪くんとの時間は、初めての会話だとは思えないほど楽しく、あっという間に時間が経っていった。
いつのまにか日が暮れ、部活が終わる時間になった。
部活終わりなこともあって、帰りはだいぶん遅い時間になった。
スーパーに寄って、軽く買い物をしたあと家に帰った。「ただいま。」と言うものの返ってくる言葉はない。
しかし、私は悲しんだりなんかしない、笑顔をくずさない。私の取り柄は“笑顔”なのだから。
ご飯を食べたあと、お風呂に入り今日の出来事を思い出してみた。
どの時間も楽しかったけど、一番楽しかったのはやはり部活の見学の時だ。再びバレーをしている姿、音を見聞きすることができて幸せな時間だった。孤爪くんとも仲良くなれてよかった。
私は、もう一度バレー部のマネージャーになることを再度決意し入部届けを記入した。
スマホには一件のメールが届いていた。


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!