第37話

無邪気
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2026/04/14 14:13 更新

最恐の龍に一撃を食らわせた無詠唱魔導師は、

飛行魔術で空中からゆっくりと下へ降りていた




桃瀬 嵐
(疲れた……)


一度、直で寝落ちしたとはいえ、

彼は大規模な魔術も使っていた


魔力は削られていた





桃瀬 嵐
(帰って安眠マットレスで寝たい……)


そう思いながら彼は感知魔術を使った

生徒、教師の安全は確認しなければならないのだ





























桃瀬 嵐
………え?


全員下にいるだろうと思ったのに

一人だけ山の中にいた


さっき、防護魔導師と行動していた、

場所の近くから反応していた






桃瀬 嵐
うっそ……誰なの、ねぇ…!?
桃瀬 嵐
戻らないとじゃん……泣


彼はそう呟きながら

元いた場所らへんへと引き返した







そして数分後、

その一人が空中から見えてきた





………


桃瀬 嵐
……嘘〜、


空中から見ても分かる、

淡い紫の髪をした少年


喧嘩別れしたクラスメイト、紫藤 入間だった




桃瀬 嵐
(気まず……いや俺が悪かったけどさ…)


ほっとくわけもにもいかないので、

静かに少し離れた場所へと降りた


〜いるま 視点〜

………


無詠唱魔導師が去った後、

俺はその場に呆然と立っていた


(知りたい……もっと…、)
(あなたを……)


頭の中は、

そのことで埋め尽くされていた

他のことなんて眼中になかった





ガサッ




そう思っていたら後ろから物音が聞こえた





……あ、えっと…紫藤…さん、



茂みから出てきたのは

黒髪に前髪ピンクの特徴的な髪型をした、

クラスメイトの桜木 蘭だった



………


普通なら怪我してないかとか

心配するべきだろう

でも、それよりも紫藤 入間は話したいことがあった





………
っ……!?


紫藤 入間は桜木 蘭に近づき

肩を強く掴んだ




なぁ、無詠唱魔導師いた…!✨️
………え?


彼はそんなことよりも、

今の彼の頭は無詠唱魔導師で埋もれていたからである



さっき魔法陣が沢山でただろ!?
あれ全部無詠唱魔導師なんだよ!
それも全部計算された位置に出来てた…!
あれをやるには相当の技術が……


そう無詠唱魔導師の話をしたと同時に

止まることなく紫藤は話し続けていく




































………





そのキラキラとした目で語る少年の光景を、

無詠唱魔導師は静かに、






ただ好きな事を無邪気に話す子どものように見えたという

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