紫藤 入間と下山して約数十分、
永遠に無詠唱魔導師の話をされ、
桜木 蘭は今にも恥死しそうだった
キラキラした楽しそうな顔で話されて、
メンタルが地味に削られていた
下山し終えたと思ったら、
早速こちらに向かって走ってくる者がいた
名前を呼びながら、
こさめが突進してきた
2人だったのが6人になって、
すぐに騒がしくなった
日常に戻ってきた感じがした
紫藤 入間はそう言って、
また無詠唱魔導師の話をする感じがしたので、
こっそりとその場を離れた
あの後、教師に安否確認をされ、
騒ぎが収まらない中、学校へと戻った
そして今、寮を抜け出し
満月が綺麗に見える屋上に静かに座っていた
少し冷たい風が頬に触れる
月が一人の少年を照らしていた
ガチャッと屋上の扉が開く音がした
足音がこちらに向かってくる
ヘアピンをした少年、
そこに立ってたのはなつだった
そう笑いながら
なつは俺の隣に座った
そしてしばらくの沈黙のなか、
なつかゆっくりと口を開いた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。