第2話

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2026/01/08 11:45 更新
「共喰い」から8日後。

武装探偵社には、いつものような襲撃が来た。

しかし、今回の襲撃は、いつものようでは

なかったのかもしれない。
来たぜ!武装探偵社!
ある一人の男が、武装探偵社に来た。

男は全身、吸い込まれるような黒で覆われていた。
国木田独歩
何者だ!
男は意気揚々と応えた。
シャミッソー
俺の名前はシャミッソー!
お前らを殺す、男の名前だ!
ナイフを持ったシャミッソーは、

調査員に襲いかかった。
シャミッソー
まず一人!
最初の標的は、与謝野晶子だ。

シャミッソーは、与謝野の腹を刺した。
与謝野晶子
クッ……!
そして動けなくなった与謝野を、

心臓を突いて確実に殺そうとしたが、
与謝野晶子
【君死給勿】!
与謝野は回復し、逆にシャミッソーに蹴りを入れた。
シャミッソー
……(ニヤ
しかし、与謝野の足は、シャミッソーが纏う

黒い何かに吸い込まれそうになった。
与謝野晶子
ッ……!
与謝野は自分の足を切り、

異能力で回復した。

そして、シャミッソーの次の攻撃を待ったが、

それは来なかった。
シャミッソー
……こいつじゃあねぇな
そう呟くと、今度は国木田に蹴りを入れようとした。
国木田独歩
【独歩吟客】!
国木田は、与謝野とシャミッソーが

戦っている間に手帳に書いていた「鉄線銃ワイヤーガン」を

異能力で実物にし、天井の出っ張りに

ワイヤーを引っ掛けて、

そのまま流れるように、そこを逃れた。

そして、シャミッソーの次の攻撃を待ったが、
シャミッソー
……こいつでもねぇな
と、攻撃は来なかった。

「次は誰に……」と悩んでいるその肩に、

背後からポンと濡れた手が置かれた。

それと同時に、シャミッソーの纏っていた黒は消えた。
社長を避難させておいて
正解だったよ、全く
君は少し髪の長い異能力者ばかり
狙っている特殊な「異能者狩り」だ
背後からシャミッソーに語りかける男は、

全身がずぶ濡れだった。
太宰治
入水後で疲れているんだ
今日は退散してくれないかな
太宰がシャミッソーにそう云うと、

シャミッソーは意外にも、従った。
シャミッソー
……まぁ、今回は様子見を
しにきただけだ
シャミッソー
今日は引こう
すると、シャミッソーは太宰の手を振り払い、

地面に消えた。

代わりに、武装探偵社に駆け込んできた者がいた。
すみません!
あなた
何故か影がなくなったんですが!?
中島敦side

シャミッソーという男の襲撃後、

僕と同年代くらいの青年が探偵社に駆け込んできた。

彼の名前は__佐藤あなた。

話のよれば、たまたま探偵社の前を通りかかった際、

探偵社から疾風のように出てきた男が自分の前を

通り過ぎると、自分の影がなくなっていたのだとか。
中島敦
なるほど……
もしかするとそれは、
シャミッソーの異能力かもしれないですね
佐藤
シャミッソー……?
というのは__
太宰治
君の前を通り過ぎた
男の名だよ
太宰さんはそう云うと、佐藤さんの

肩にポンと手を置いた。
佐藤
あっ……!
すると、佐藤さんにたちまち黒い影が戻った。
佐藤
ありがとうございました!本当に!
佐藤さんは何度も頭を下げてお礼をしてくれた。
佐藤
あの……依頼料とかって?
谷崎潤一郎
今日はこちらの(襲撃の)責任なので
お金はいただかなくても大丈夫ですよ
佐藤
え!?本当ですか!?
佐藤さんは驚いたような表情をしていたが、

すぐに申し訳ないような表情になって、云った。
佐藤
しかし……
お世話になったものですから__
そう云いながら、鞄から手帳を取り出し、

その頁に何かを書き、破ると、

ちょうど近くにいた僕にその紙を

折り畳んで渡してきた。
佐藤
僕「願いを叶える」商売をしていまして、
この番号に電話して頂けたら、
1回だけ無料で願いを叶えます!
中島敦
あ、ありがとうございます……
「では〜」と去っていく佐藤さんの背中を見ながら、

僕はどういうことかとその紙を開いて、見た。

_______________



 悲劇ナル日曜日、

       我、犬トナル。


_______________
中島敦
……???
その紙を隣にいた太宰さんが見て、苦笑した。
太宰治
……参ったねぇ(苦笑
この文の意味が分かったのは、それから3週間程後。

探偵社が危機に直面した後だった。
オリキャラはシャミッソーだけだと思ってください。

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