朝ご飯を食べ終わって、お出掛けする準備を始める。準備と云っても、ただ着替えて終わりだけど。中也の部屋に戻って、スーツケースからシャツ、カーディガン、スカートを取り出す。もそもそと着替えて居ると、ふと視線を感じたので、其方を見ると中也が携帯を構えて立って居た。
私が嫌いと云ったら、すぐに携帯をしまって此方に駆け寄って来た。ちらっと中也の方を見ると、ぎゅーっとしてくれるからぎゅってしかえした。…仕様がないから、許してあげなくはない…かな?
…中也の手が変な所にある気がする。お胸の所…しかも触ってる。(╬ ˙-˙ )
ベシンッ!
紅葉さんにさっきの事を全部伝えたら、何だか怖い顔をして中也の部屋まで行った。紅葉さんに怒られれば良いんだ。なんて思ってたら、紅葉さんの声と中也の悲鳴が聴こえて来た。…この声、外に聴こえて無いのかな。ちょっと心配…かも
一〇分位して、漸く紅葉さんと中也が出てきた。…中也の顔から生気を感じないけど、大丈夫なのかな…?
車に乗って、二〇分位でデパートに着いた。紅葉さんが教えてくれたけど、此処のデパートは和服屋も洋服屋も沢山あるらしい。紅葉さんは此処の常連さんなんだって。
今は一階の洋服屋さんに来ているんだけど…
私、着せ替え人形になりました。
否、桜桃のお礼だから良いんだけどさ? かれこれ三〇分近くは服を着て脱いでを繰り返してる気がする!もう一〇着以上は服を着たよ…。流石にちょっと疲れた…っ*-ω-)っ
この後、休みなしで五時間以上着せ替え人形になった太宰さんでした(*^^*)












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!