皆:!!
焦凍:紫花は俺が、、、俺がヴィランから連れ戻します。俺はきっとどうやったって紫花を忘れられない。ヒーローがヴィランを想ってはいけないのは百も承知だ。それでも俺は紫花と一緒にいたい。
オールマイト:その考えは変わらないのかい?
焦凍:はい。絶対に変えません。
オールマイト:、、、良いさ。それで良い!1人でもヴィランを少なくし、皆を守るのがヒーローの役目だからね!轟少年がここまで好きになるということは、彼女も根っからのヴィランだとは考えにくい。私も対面したとき、脳無と戦っていて細かくは分からなかったが、轟少年の言う通り気は強くなさそうだ。死柄木弔と双子である望月時雨に”押されている”と言った方が正しい。
焦凍:、、、
オールマイト:こうしよう。轟少年。彼女がいくら優しい子であってもヴィランはヴィランだ。世間一般的には”悪”であることは変わらない。それは分かるね?
焦凍:、、、はい。
オールマイト:そこでだ。轟少年がこれから得た情報は必ず我々に開示すること。接触した場合はすぐに知らせ、できるならその場で拘束。
焦凍:っ!!
オールマイト:良いかい?
焦凍:、、、分かりました。
どうしてこうなっちまったんだろうな。
死柄木:あ”ー、、いてぇ。回復係でもいたら良かったのに。イラつく。
黒霧:死柄木弔。安静にしていてください。
死柄木:うるせぇよ。元はと言えば黒霧お前が生徒を逃がすから、、あ”ー、、イラつく。本当にイラつく。
紫花:と、弔くん、、
死柄木:あ”?何?何もしてねぇよなぁ紫花。時雨を止めるわヒーローの卵に肩入れしてるわ、、黒霧よりお前の方がムカつく。お前はヴィランなの、まだ分かってねぇの?ねぇ何なの?
紫花:っ!!、、そ、それは、
時雨:最初から言ってただろ。紫花を連れてっても役立たずだから無意味だって。
紫花:っ、、
オールフォーワン:皆お疲れ様。失敗は次に繋げれば良いさ。そして紫花。時雨。
紫花:はっ、はい、、、!
時雨:?
オールフォーワン:君たちの個性はどんな物理攻撃より相手に打撃を与える可能性を秘めている。共に弔を支えてやってくれ。
時雨:分かってる。そんなの、あの日に誓ってる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!