第10話

8.
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2022/04/07 08:00 更新




HNside




先程のことが信じられなくて、ソファの上で唖然とする。



部屋に入ってきたお母さんが驚き、ジソナ!?どうしたの?、と心配してきた。



ハッとして、慌てて大丈夫と伝え、猛ダッシュで自室へ駆け込んだ。







ハン
ハン
はぁっ、はぁっ…
さ、さっきのヒョンは…現実!?!?



理解が追いつかない。



とりあえず頭の中で整理しようと試みる。










え、えと、ヒョンとテレビを見てて、それで目が合った時に急に抱きしめられて…え…え………



ハン
ハン
わぁぁぁあああ///!!
やっ、やっぱり夢だったのでは!?



いや、そうだと信じたい…



胸がドキンドキンと跳ね上がる。



い、今はいつもとは違う意味で精神が不安定になりそう…



と、とりあえず何かで気を紛らわしてみよう。







って思ったけど…無理だ。



だって何してもよぎるんだよ、さっきのこと。



仕方ない…もう1回リビングに行こう…



ふぅー、と長いため息をついて下へと降りる。



下に降りると、お父さんも帰ってきていた。



お父さん
お父さん
ただいま、ジソナ。さっき凄い叫んでたけど、何かあったのか?
ハン
ハン
えっ、あ、き、聞こえてた?
ごめん、ちょっと虫がいて驚いてただけ…と、特技の誤魔化しで何とかする。




目線をソファにずらすと、リノヒョンが俺は何も知らない、と言っているかのようにスマホを弄っていた。






ヒョン……






少し、顔が熱くなる。



しばらくは、ヒョンと関わらないようにした方が良さそう…‪






僕はとにかく喋った。いや、喋らないと落ち着いていられなかった。
ハン
ハン
今日のご飯は何〜?
ハン
ハン
お父さん今日もお疲れ様〜
ハン
ハン
お母さん手伝おうかー?
お母さん
お母さん
ちょ、ジソナ大丈夫?なんかさっきから落ち着きがないみたいだけど…
あ、しまった。



あまりにも不自然だったのか、お母さんが心配してきた。



ハン
ハン
だ、大丈夫〜だと思う…
お父さん
お父さん
なんか少し顔も赤いぞ?熱でもあるのか?
ハン
ハン
そ、そんなわけ〜!めっちゃ元気〜…



なんだか気まずくなる。



うぅ、ただでさえこういうの嫌いなのに…



ソファにもう一度目をやると、リノヒョンはいなかった。



多分、自室に戻ったのだろう。
お母さん
お母さん
少し休んできたら?疲れてるのかもしれないわよ。
ハン
ハン
いや、今日ずっと部屋にこもってたんだけど…
お父さん
お父さん
たまに疲れる時はあるからな〜。一日中寝ていたい時だってあるさ。少し部屋に行ってなさい。
ハン
ハン
え、その、あ
親の圧、というものに押される。



ハン
ハン
…寝てきます…





…やらかした。



ただでさえこんな僕を心配する親に、余計に迷惑かけて、本当に僕ってやつは…



唇をきゅっと噛む。



自室に入り、ベットにはこもらずパソコンを開く。



ああもう、今日はなんだか無茶苦茶な日だな。



明日はできるだけ落ち着いた日を過ごせたらいいけどな…









あ、メールだ。



バンチャン先生かな…








あれ、違う。




これは、誰?

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