すっっっっごい気まづい
ここに来るまでも中々に気まづかったけど
それはまだ後ろに人がいたから何とかなった(多分)
でも今は多分
周りに人っ子一人いない
音が全くないんだもん
小屋だから小さいとかばかり思ってた
やっぱり思い込みはよくないね
うんうん
その瞬間、男の人は僕の目の前から " 消えた "
音がしない
どこに行ったのか分からない
「それと」って言ってたから遠くに行った訳じゃないと思うんだけどね〜
ピタッ
僕の首元に冷たいものが当たる
いやデジャブかよ
ここに来る前も同じことあったぞ
やだこの人ぶっそ〜
首吹っ飛ぶんだって〜
この時代麻酔とかなさそうだし
痛いだろうな〜
僕が令和の時代に生きていた時も同じような笑顔を何回も向けられた
僕のじいちゃんは病院の院長
父さんはその病院で医者を
母さんはその病院で優秀な看護師として働いている
完全なる医者家系
僕も医者になるべく育てられた
その事が周りにバレると
周りの人間共は急に僕に優しくしてきた
医者はそこら辺の仕事に比べて給料は高いはず
将来の僕の金目当てで近づいてくる奴らは少ない訳じゃなかった
そいつらはみんな
この人と同じ笑顔を向けてきた
まずいこと言っちゃったな〜
でも人と人の間にあんな嘘があって
嬉しい人間なんていない
実際僕は今も胸糞悪い
僕がここにきて
多分3時間くらい
じいさんのとこで意外と話し込んじゃってたからな〜
僕基本的に自分で起きるってなったら11時ぐらいだから〜
今昼か
腹減った...
...天井に2人
音がした
二人分の音が
ま、いっか
眠たいし寝よ〜
__side
今回の天女は中々に厄介だな...
音がしたなんて
確かに俺たちは動いた
でも
音を立てないように細心の注意を払っていたし
" こいつ " の音なんて俺は聞こえなかった
すごいなぁあなたの下の名前は!
さすが!私の息子ね!!
あなたの下の名前くんは凄いよね!
医者になるために勉強してるんだろ!?
困った時は俺らに頼れよ!
いつでも助けてやるからな!!
ここは...?
なんだか凄く
居心地がいい
こんな事、初めて言われたなぁ...
ガサッ
?、音がした...、
いや、気のせいだよな...
_____?___誰かの声が聞こえる...
誰だ...?
さっきの音は気のせいじゃなかったのか、
目、開きたくないな...
でも、開かないと
音が
すぐそこまで来てる...












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。