第11話

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2025/12/15 08:31 更新
今回、酒寄出てこないです。
お昼を食べ終わりお皿を洗おうとしていると、後ろから伸ばされた手にお皿を奪われる
渡会
ご飯ご馳走様!お皿は俺が洗うから座ってて
あなた
いいの?お皿割らないでね?
近くに立たれると改めて身長高いな〜なんて思ってしまう

顔に合わず高い身長に少し驚く

会った時からまた伸びたのでは…?
渡会
一応カフェバイトしてるんだけどな〜
そういえば現役カフェ店員だったな。

こんな美形カフェ店員居るカフェって何

お客さんの半分くらいは雲雀目当ての人居そうだな…

ってことは颯馬目当ても居たり…?いや、まさかね

俺は考えることを辞めるように首を振りながら
あなた
そうだった。ごめんごめん笑
じゃあお皿洗いお願いね
渡会
任せろ!
そう言うと雲雀は慣れた手つきでお皿を洗っていく

さすが現役カフェ店員。手際が良い

ボーッと見てると流し目でこちらを見る雲雀と目が合う

わ…髪が目にかかって普段とは違う綺麗さを演出してる…

これはモテますわな…(?)
渡会
ん?何か洗い方違った?
あなた
い、いや!全然大丈夫!オールオッケー!
テンパって必死に誤魔化す

モテるだろうな〜とか考えなきゃ良かった。雲雀も嫌だろうな

今絶対、顔真っ赤だ
渡会
…なら良いけど
てか顔赤いけど大丈夫?
お皿に視線を戻しお皿を洗いながら話し続ける

何か、カフェバイト始めてから器用になってない…??

そのスマートさどこで身につけたんだ

ってそうじゃなくて…なんて答えよう…

調理器具は料理と同時進行で洗ってしまったおかげか、なんて答えようか迷っているうちに洗い終わってしまったらしい

雲雀がタオルで手を拭いてこちらに1歩近づく
あなた
多分暑いだけ…大丈夫だよ
1歩引いて手を前に出しながら答える

よし、このまま振り切ってしまおう。回れ右と後ろを向こうとしたが動けなかった

何故なら雲雀の大きい両手に頬を包まれてしまったから
あなた
…?!何してっ、?
渡会
皿洗いしたばっかの手、冷たいっしょ笑
まるでいたずらっ子のような笑みを浮かべる雲雀
渡会
これで少しは涼しくなった?
あなた
もう大丈夫!めっちゃ冷えた!でもまだ少し暑いから窓開けるね!
あなた
食べた後って暑くなるよね〜!
あなた
わ!涼しっ…!
渡会
…ふはっ可愛い笑
雲雀が何か言っていたが俺は誤魔化すのに必死で全く聞き取れなかった
多分、慌てふためく俺を見て笑ってたのだろう
あなた
意外と風入ってくるな…
渡会
今日、風めっちゃ冷たいよな〜
ありがてえ〜…
あなた
んね。本当にありがたい
ん?何で雲雀も感謝してんの?と思い雲雀の方を見ると

何故か少し耳が赤くなっている雲雀の後ろ姿が見えた

まあいっか。
雲雀side
あなたは無自覚な思わせぶりが多い

知り合った頃からそうだった

今もそう。分かってる、好きな人がいることくらい

それが幼なじみだってことも

背が少し低くてコロコロと表情を変えるあなたが可愛くて思わず可愛いと口に出してしまった

焦って俺も冷やすために風を浴びに行った

その時にまた、ありがてえ…なんて言ってしまった

最近は会う度に溢れ出す想いに、言葉にどうしたらいいか分からなくなっている

ごめん。ふたりとも颯馬とあなたやっぱり諦められないや

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