今回、酒寄出てこないです。
お昼を食べ終わりお皿を洗おうとしていると、後ろから伸ばされた手にお皿を奪われる
近くに立たれると改めて身長高いな〜なんて思ってしまう
顔に合わず高い身長に少し驚く
会った時からまた伸びたのでは…?
そういえば現役カフェ店員だったな。
こんな美形カフェ店員居るカフェって何
お客さんの半分くらいは雲雀目当ての人居そうだな…
ってことは颯馬目当ても居たり…?いや、まさかね
俺は考えることを辞めるように首を振りながら
そう言うと雲雀は慣れた手つきでお皿を洗っていく
さすが現役カフェ店員。手際が良い
ボーッと見てると流し目でこちらを見る雲雀と目が合う
わ…髪が目にかかって普段とは違う綺麗さを演出してる…
これはモテますわな…(?)
テンパって必死に誤魔化す
モテるだろうな〜とか考えなきゃ良かった。雲雀も嫌だろうな
今絶対、顔真っ赤だ
お皿に視線を戻しお皿を洗いながら話し続ける
何か、カフェバイト始めてから器用になってない…??
そのスマートさどこで身につけたんだ
ってそうじゃなくて…なんて答えよう…
調理器具は料理と同時進行で洗ってしまったおかげか、なんて答えようか迷っているうちに洗い終わってしまったらしい
雲雀がタオルで手を拭いてこちらに1歩近づく
1歩引いて手を前に出しながら答える
よし、このまま振り切ってしまおう。回れ右と後ろを向こうとしたが動けなかった
何故なら雲雀の大きい両手に頬を包まれてしまったから
まるでいたずらっ子のような笑みを浮かべる雲雀
雲雀が何か言っていたが俺は誤魔化すのに必死で全く聞き取れなかった
多分、慌てふためく俺を見て笑ってたのだろう
ん?何で雲雀も感謝してんの?と思い雲雀の方を見ると
何故か少し耳が赤くなっている雲雀の後ろ姿が見えた
まあいっか。
雲雀side
あなたは無自覚な思わせぶりが多い
知り合った頃からそうだった
今もそう。分かってる、好きな人がいることくらい
それが幼なじみだってことも
背が少し低くてコロコロと表情を変えるあなたが可愛くて思わず可愛いと口に出してしまった
焦って俺も冷やすために風を浴びに行った
その時にまた、ありがてえ…なんて言ってしまった
最近は会う度に溢れ出す想いに、言葉にどうしたらいいか分からなくなっている
ごめん。ふたりともやっぱり諦められないや












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!