七海 千秋side
わたしは七海 千秋。
希望ヶ峰学園の77期生、超高校級のゲーマー。
…といっても、趣味なんだけど。
そんな私には妹がいる。
椚ヶ丘中学校3-E、赤羽 業として
暮らしいているらしい。
時間の都合が全然合わず、
なおかつ、お仕事があるのだとか。
こんなこと思っても仕方なかった。
私は呟いた。
行ってらっしゃい。
その言葉は聞こえない。
奏なら言ってくれたのだろうか。
七海 奏side
男装……男装……っと…
そう、私こと七海 奏は
男装をして、椚ヶ丘学園の3-Eに通っている。
赤羽 業としての暮らしは
それなりに慣れた。
わたしは「行ってきます」を言わない。
何故なら、わたしは姉に会えていないから。
返事が返ってこなかったら悲しい。
だからいっていない。
でも…心のなかで言っている。
お姉ちゃん、行ってきます。
授業を受けて、訓練して、
暗殺に失敗して……
他の人たちから見たら変わってるけど、
俺ら…ううん、私たちからしたら平凡な日。
渚くんから呼び止められる。
私たちは空き教室に行った。
… … …
は???????????
男装仲間に会えて、心が安心した。
だけど、なにか足りない。
やっぱり…お姉ちゃんが頼りだった。
あぁ…
二人の少女の思いは
届くのだろうか…














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。