第11話

ඞි×9
465
2025/09/26 10:00 更新
 
     ぐさおさんの家に着くまで無言だったが 、
ヴァンパイア達を追い払った後と比べれば
不思議と気まずくは無かった

     目の前にはぐさおさんの家

     あの時と同じようにイエモンさんが扉を開ける
     私は少し頭を下げて家の中に入る

     襖を開けると先程と同じようにぐさおさんが
お茶を飲んでいた


     違うところを挙げれば …… 
テレビを見ているのと、蓋をしてあるお寿司の
詰め合わせが置いてあるところくらいか

     ぐさおさんは私たちに気付いて
お茶を机の上に置いた
 
ぐさお
 おかえり 〜 
 
     私は返事を返さず 、そのまま先程と同じ席へ座る




     同じ陣営といえど 、信用するかは別

     …… まぁ 、2本とも矢を打ってるし … 
やり直しが効かないから大丈夫だとは思うけど ……



     ぐさおさんがサイドキックされて 、
敵になったときを考えると恐ろしい

     ..... 今は安心して大丈夫だろう


     iemonさんも先程と同じ場所に腰を下ろした
 
ぐさお
 色々ドタバタしたけど 、あなたちゃんも 
iemonさんも帰ってきたところで
ぐさお
 2人の ! ラバーズ成立パーティーを 
開催しようと思いま〜す !
 
あなた
 不同意の上での成立ですけどね。 
 
iemon
 いきなりラバーズの紋様出てきて 
吃驚しました
 
ぐさお
 こちら!祝い膳のお寿司です! 
あなた
 話聞いてます?? 
 
     ぐさおさんは私達の言葉なんてお構い無しに
先程見せてくれたお寿司の蓋を開ける
 
     そこには何度見ても食欲をそそられる
あの有名な「ファングル高級寿司」がある
     喉がゴクリと音をたてて動く


ぐさお
 どうぞどうぞ!食べて! 


      ぐさおさんは今日出会った人

      シェリフなら、欲望に負けず
怪しい食べ物なんて口にしない
 
      毒を仕込んでたらどうするの
 
      私は村で唯一のシェリフなんだよ?
      万が一のためにも、ここはお寿司を
ぐさおさんに返却しないと____











       なんて、考えてたら口の中には
脂がいっぱい乗った新鮮な味_____


あなた
 ……おいしい…♡
あなた
 ( やっぱ欲望には勝てないね )
 
     
      口の中のお寿司は、
すぐに溶けてなくなってしまった

初めて食べたファングルのお寿司は、
これまで食べてきた食べ物の中でも
1番美味しかった
 
      すぐに次のお寿司へと箸を持った手が伸びる


       また1口頬張る

次はサーモンだったみたい
      口の中ですぐに無くなって、
脂っこいようなサッパリとしたような
不思議な味が口の中に広がった


あなた
 おいしい…っ 


      ____ぐさおさんと、イエモンさんが
部屋に居ないのに気付かず、私は目の前の
欲望に従い続けた






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