事件(?)の事はすべて一二三が説明してくれて、
丸く収まった___…
状況は飲み込めど、感情は変われない。
現に今こうして怯えているのだから。
考えても無駄だ。
何も変わる訳が無いだろう
分かっていても思考を並べる。
如何すれば良い。
何を施せばこの状況が変わる。
何時の間にか目の前に居て吃驚した。
目を見ない様にしてぴたりと一二三の背中に
引っ付いて様子を窺う。
確かにアレは私が悪い。
だけど、……
だけど…
一言謝ればそれで良い筈。
でもどうする?
メモ帳とペンはショルダーバッグの中。
下手に動いたら何されるか分からない…
精一杯の声で謝るしかっ……
多数の目が私を見ている。
怖いよ。
でも、今だけは人に頼らないよ。
一二三に成長した姿を見せたいから。
恥ずかしい。
途中で声が出なくなったり、
ガラガラだし、
色々が混ざって、
ひっくるめて恥ずかしかった。
何を言われるか分からない。
言わなければよかったと、
今更後悔しても遅いのは
自分がよく分かってる。
〝私を見ないで……。〟













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。