第32話

🐺
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2024/04/18 13:11 更新




事件(?)の事はすべて一二三が説明してくれて、


丸く収まった___…










魘魔あなた
(…訳ない!!)



状況は飲み込めど、感情は変われない。




現に今こうして怯えているのだから。



魘魔あなた
(ホントに、どうしよう…。)



考えても無駄だ。

何も変わる訳が無いだろう




分かっていても思考を並べる。


如何すれば良い。

何を施せばこの状況が変わる。





波羅夷空却
おい!

魘魔あなた
ビビーーッ!!



何時の間にか目の前に居て吃驚した。


目を見ない様にしてぴたりと一二三の背中に

引っ付いて様子を窺う。

波羅夷空却
お前、人の仲間傷つけようとして
謝罪の一つも無いんかあァ!?



確かにアレは私が悪い。



だけど、……





だけど…


魘魔あなた
(言い訳なんて必要ない…。
この人なら多分…__)



一言謝ればそれで良い筈。



でもどうする?


メモ帳とペンはショルダーバッグの中。


下手に動いたら何されるか分からない…



精一杯の声で謝るしかっ……


魘魔あなた
スゥ…



多数の目が私を見ている。


怖いよ。



でも、今だけは人に頼らないよ。








一二三に成長した姿を見せたいから。

魘魔あなた
ご…


魘魔あなた
ご…な"さい"、!!



恥ずかしい。




途中で声が出なくなったり、


ガラガラだし、




色々が混ざって、

ひっくるめて恥ずかしかった。







何を言われるか分からない。


言わなければよかったと、


今更後悔しても遅いのは

自分がよく分かってる。






魘魔あなた
(お願いだから、)




〝私を見ないで……。〟

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