??「さっきのチビMBかよ?!なんの間違いだ??」
岩泉「ほんとに影山だ」
??「なんで烏野?」
??「さぁ?」
??「あそこ女子マネ2人もいんだろ?ずりぃー」
あー。雑音がーすごぉいー
青城の方に顔を顰め、烏野の方に向き直ると
影山「おい、わかってんな?!この前の3対3と同じ感じで…」
日向「わぁってるよ!!」
影山「本当か?!」
こっちもこっちで雑音が…
初めは相手サーブ
澤村先輩の元まで綺麗に行ったからそのまま攻撃できるって思ったんだけど
澤村「まかせ___…」
日向が澤村先輩とボールの間に入り込んできた
そのままぐだぐだ繋がる
『何やってんの?!バカ日向っ!!』
日向「ごめんなさいっ!!」
お前は帰ったら説教!!
田中先輩のスパイクがらっきょヘッドに見事ブロックされた
うがぁぁっ…!あんのらっきょめぇっ
澤村「日向、落ち着いて周りも見ていこうな!」
日向「すみませんっ!」
日向、完全に呑まれてるよ
それからというもの、ボールばっかりに目がいって周りも見てなく部員とぶつかり、ジャンプも思った様に飛べず相手のマッチポイント
影山「てめぇぇぇ!!いい加減その緊張やめろォォ!!!」
日向「まっ、待ってくれっ、まだチャンスをくれっ!!」
と言って涙目で怒り狂ってる影山に向き合う日向
相手のチームの誰かに何か言われたかな?
らっきょ「なんだよ。やっぱり大したことねぇじゃねぇか」
犯人はお前だな、らっきょ
日向を攻める空気を切り替えるために澤村先輩が喋り出す
澤村「よし!次は確実に一点ずつ返してこう!次のサーブは…」
その場のみんなの顔から血の気が引く
よりによって…日向のサーブ…
ロボットの様な動きをしながら精神統一を図ってる様だが、全く効き目がない様だ
ホイッスルの音にビビり思った様に打てなかった
そのボールはネットを超えることはなく、綺麗に帆を描き、ものすごい音を立て
影山の後頭部に激突
第一セット終了。青城の勝利
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。