第39話

37話:衝撃の事実
301
2024/04/22 10:39



日向が調子を取り戻して点をバンバン決めていく



相手もまんまと日向の囮に釣られ



日向の速攻かと思いきや、田中先輩が決める



向こうのチームも釣られまいと、ブロックを分散しているが、やはり烏野チームについていけてない



日向「ぐへぇっ!!」



ミス多いけど…



烏野と二点差がついたため、青城がタイムアウトをとった



コートから駆けつけてくる日向の顔面にタオルを投げつける



日向「いってぇな!!なにすんだよ!!」



『そんな体力消耗させる様なことするんじゃない』



日向「こんなで疲れるわけねぇだろ!!」



顔を拭きながら私に近寄ってくる日向



タオルを顔から離すとフフンと鼻を鳴らしながら、言う



日向「俺、楽しい!!園田は??」



『…』



なんだこいつ



なんか胸の中掻き回されるみたいな感覚



『…面白いよ。見てて楽しいもん』



その見ててって言うのがちょっとイラつくけどね



楽しむならプレーする側が良かったし



まぁ、今そんなこと言ったってどうにもならないんだけどね



澤村「園田さんをそう言わせるのすごいなぁ日向」



『澤村先輩は私のことなんだと思ってるんですか…心外ですよ?』



澤村「すまんすまん((笑」



間違ってはないけども…



本人いる前でそう言うこと言う?普通



あっ、この人が普通じゃないだけか…((



澤村(何かよからぬことを思われた気がする)



あっという間にタイムは終了。烏野も波に乗っていてやっと一セット取り返した



全く…



やれやれと、頭を傾げていると



モブ「「「「「及川さぁぁぁぁんっ!!!」」」」」



青城監督「おお!戻ったのか!!足はどうだった?!」



??「バッチリです!もう通常の練習もイケます!軽い捻挫でしたしね」



後から遅れてやってきた男



あの、鰹節みたいなワックスつけまくりの髪と、チャラーい感じ…



間違いなく。青城の主将。





及川徹だ







及川「あぁ!あなたのニックネームちゃんだぁ!!元気ぃ??」



『…』



こいつのこれが嫌いだ。わざわざ気持ち悪い声で話しかけてくるの。めんどくさい



影山「お前…及川さんと知り合いなのか?」



私の頭を鷲掴みにしながら顔を合わせてくる影山



いや、知り合いってわけじゃないんだけどさ…



『…私の母の姉の息子…』



菅原「要するに従兄弟ってことだね??」



澤村「知り合いどころか親戚じゃねぇか!」



『ぐぅ…』



あんなやつ私の親戚なんかじゃないしっ…



気持ち悪い…



小学生の時に初めて会ったとき…あいつ…













幼い及川「あなたちゃん好きっ!!結婚しよ!!」





『嫌だ。無理。キモい』








初対面早々プロポーズしてくるやつだよっ?!





プリ小説オーディオドラマ