第20話

紫耀のブレスレット
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2019/01/12 07:21
今日のデートは紫耀。
どんな日になるのでしょう。
紫耀
紫耀
行こっかー。
私
うん
どこへ行くのか分からないまま
歩いて行くと、そこは
紫耀
紫耀
ショッピングモール!!
大きなショッピングモール。
私は正直不安だった。
あのキンプリの平野紫耀って
バレたらいろいろあって
大変なことになりそう。
紫耀
紫耀
今日は〜お互いの服を選んでねぇ
それで1日過ごす!
私
紫耀をコーディネートすればいいの?
紫耀
紫耀
うん♡♡
紫耀の服を選ぶのは相当プレッシャー。
オシャレさんだし
ただでさえ今のコーデもかっこいい。
私の頭にたくさんの不安が積もる。
テーマは
「相手の個性と自分の個性を兼ね合せる服」
私
むずっ…
紫耀
紫耀
じゃあがんばろーぜ。
負けねーからなっ!
え。戦いなの?
これ
よく分からないまま
紫耀と別れて、服を選ぶ。
ロッカーみたいなカッコイイ系?
それともシンプルに合わせる?
甘くてかわいいコーデにする?
迷いに迷ってしまった。
その時、ふと携帯を見ると
一通のメッセージ。
「俺がきせかえ人形だと思って。」
紫耀がきせかえ人形?
ありえない…いや考えても無理だ。
迷っている私は
そう思ってやってみた。
私
やっぱりこれかな…
決めた。これに決めた。
やっぱり紫耀ってこんな感じがする。
お会計を終わらせて、待ち合わせ場所へ
私
ごめん。待った?
紫耀
紫耀
大丈夫。今、俺も来たから
紫耀の手にはたくさんの紙袋があるけど…
紫耀
紫耀
じゃあ交換!
着替えたらまたここに来て!
私
え。あ。うん。
着替えるために更衣室へ行く。
タグは全部切ってあって、
ふわふわのグレーチュールスカートに
白いニット。ちゃんと靴のサイズまで
こんな服を着たこと無かったから
新しい発見だ。
私
紫耀、気に入ったかな…
そう下を向いて歩いていた。
赤いカバンもつけて。
イスに座って待っていると
紫耀
紫耀
あなた!遅くなっちゃった!ごめん笑
私
わぁ。
紫耀
紫耀
え。似合ってない?
私
違うの。
自分ながらいい感じだったから…
自分ながら褒めたいぐらい
紫耀に似合っていたからうれしかった。
紫耀
紫耀
自由自賛ってやつか?
私
自画自賛じゃないの?笑
紫耀
紫耀
そっかぁー笑
俺ね、この服好きだよ。
カッコイイじゃんこのジャンパー!!
気に入ってくれてなにより
嬉しさが爆発しそうだ。
すると、
紫耀
紫耀
ねぇ。耳貸して。
わたしが顔を横向きにすると
パチッと音がした。
紫耀
紫耀
これはプレゼント!
イヤリングはコーデに合わせてさ。
かわいいポンポンのイヤリング。
私
ありがとう!
紫耀
紫耀
手も見てよ
手を見るとそこにはブレスレットが。
私
かわいいー♡♡
紫耀
紫耀
これね!俺とおそろいなの!
かわいいでしょ♡
惚れちゃって買っちゃった☺️
お揃いのブレスレットを貰い
ハートのチャームのうしろが
風がなびいて裏になった。
「好きだよ!ずーっと」
可愛らしい字で書いてある
そのとても小さい文章は
小さくても想いは届いた。
紫耀
紫耀
( ˶ ̇ ̵ ̇˶ )
恥ずかしい顔をしている紫耀。
紫耀
紫耀
はっ!早く行こうよっ…
時間ないよっ!!
私
ふふっはいはい。
この後いっぱい食べた紫耀は
眠くなってしまった。
だからバスで帰ることにして。
もちろんバスは爆睡だったけど。
幸せそうな顔をして眠っていた。
ようやく家に着いたとき
紫耀が
紫耀
紫耀
いっしょーの宝物だねえ
(むにゃむにゃ…)
私
宝物だね!
今日は早く寝てよ〜?
紫耀
紫耀
いいよぉ。分かった〜
ここで寝る😴
外で寝ようとしている紫耀を無理やり
家に入れて。
ぐっすりソファーで寝ていた。
私
おやすみなさい。
紫耀くん。

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