戦闘日決定!!
228階闘技場にて
3月11日午後3:00スタート!!
テレビの液晶にデカデカと移された文字を見つめる
ゴンね。
『バカなのかしら?それともあのメガネ男が無責任なの?』
「ゴンは単純なんだ♤自分の力を試したいのさ♢」
だったら前者が正解なのか。
ゴンがやるなら、まさかキルアも…とつい調べそうになったがグッとこらえた
ゴンの対戦相手のなんて知らないし興味もないけど
今のあの子だったら怪我をする事は目に見えている
『見に行くの?』
「ボクは行こうと思ってるよ♧」
『だったら私も行こうかしら…』
顎に手を添えて答えた。
キルアお友達がどの程度なのか品定めしようじゃない
__さぁ今日は大注目の一戦です!!
アナウンスの声を合図にゴンと対戦相手のギドがステージに上がった
ふーん…纏はまあまあできてるみたい
始めの合図で先手を出したのはギド
コマ。操作系かしらね
解説によると10コの独楽を自在に操り敵を攻撃するスタイル。とのこと
その独楽はゴンを囲み背後からクリーンヒットを取られ、あっという間にギドは4ポイントを獲得
『気づけても避けても今のゴンじゃ勝ち目は無いわね』
「同感だよ♢」
するとヒソカはキミだったらどう倒す?。と聞いてきた
『そうね…』
コマのからくりはもうわかった。
別に彼の念はおもしろい物でも無いし
今観戦している時点で既に見飽きている
『グラトニーでコマを一掃』
続けて私頭脳戦って苦手なのと付け加えた
「君って脳筋なんだね♡」
『噛むわよ』
わぁこわい。と言って、ヒソカは試合に目線を戻した
ゴンはあと1ポイント取られると
試合が終わるところまできている
さぁ…彼はどうするかしら。
ゴンがとった行動は…
絶。だった
ニヤリと口角が上がる
おそらくゴンは絶をするために精孔を閉じたんじゃない
全神経を集中させるためにあえてオーラを消し
コマを避ける事のみに意識を集中させるため
つまりゴンは始めから勝つ気はなく命がけで修行をしていたのだ
案の定今ゴンはギドの行動を絶状態で避けている
横にいるヒソカの拳がミシ…と音を立てるのを横目に私はゴンの動きを見て思う
試験の時ゴンに気味の悪さを感じた理由が少しわかった気がした
ゴンは今、相手の動きに全力で対応する事に喜びを感じている。
格上の相手すらも力試しの道具にしているのね
後先を考えずに行動する眩しさがとっても不気味
『(ゴンは強くなるわね)』
もしかしたらキルアもすぐ追い越されちゃうかも。と一瞬頭をよぎったが直様否定した
1時間以上にわたる試合の結果は
もちろんゴンの負け。
多分大怪我を負っている
「ゴンはキミのお眼鏡にかなった?♤」
試合が終わり部屋に戻る途中でヒソカが私を覗き込む
『ええ…。彼ならキルアを任せても良さそう』
この思いが消えた後、キルアを1人にさせぬように
ゴンにかけてみようと思った
そう告げるとヒソカはそれはよかった♡。と目を細めた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。