第57話

天空闘技場8
1,912
2024/10/08 10:53 更新
戦闘日決定!!
228階闘技場にて
3月11日午後3:00スタート!!


テレビの液晶にデカデカと移された文字を見つめる


ゴンね。
『バカなのかしら?それともあのメガネ男が無責任なの?』

「ゴンは単純なんだ♤自分の力を試したいのさ♢」

だったら前者が正解なのか。

ゴンがやるなら、まさかキルアも…とつい調べそうになったがグッとこらえた

ゴンの対戦相手のなんて知らないし興味もないけど
今のあの子だったら怪我をする事は目に見えている

『見に行くの?』

「ボクは行こうと思ってるよ♧」

『だったら私も行こうかしら…』


顎に手を添えて答えた。


キルアお友達がどの程度なのか品定めしようじゃない











__さぁ今日は大注目の一戦です!!



アナウンスの声を合図にゴンと対戦相手のギドがステージに上がった
ふーん…纏はまあまあできてるみたい


始めの合図で先手を出したのはギド


コマ。操作系かしらね

解説によると10コの独楽を自在に操り敵を攻撃するスタイル。とのこと

その独楽はゴンを囲み背後からクリーンヒットを取られ、あっという間にギドは4ポイントを獲得



『気づけても避けても今のゴンじゃ勝ち目は無いわね』

「同感だよ♢」

するとヒソカはキミだったらどう倒す?。と聞いてきた

『そうね…』

コマのからくりはもうわかった。

別に彼の念はおもしろい物でも無いし
今観戦している時点で既に見飽きている



『グラトニーでコマを一掃』



続けて私頭脳戦って苦手なのと付け加えた


「君って脳筋なんだね♡」

『噛むわよ』

わぁこわい。と言って、ヒソカは試合に目線を戻した


ゴンはあと1ポイント取られると
試合が終わるところまできている


さぁ…彼はどうするかしら。

ゴンがとった行動は…





絶。だった


ニヤリと口角が上がる



おそらくゴンは絶をするために精孔を閉じたんじゃない
全神経を集中させるためにあえてオーラを消し

コマを避ける事のみに意識を集中させるため

つまりゴンは始めから勝つ気はなく命がけで修行をしていたのだ



案の定今ゴンはギドの行動を絶状態で避けている



横にいるヒソカの拳がミシ…と音を立てるのを横目に私はゴンの動きを見て思う

試験の時ゴンに気味の悪さを感じた理由が少しわかった気がした



ゴンは今、相手の動きに全力で対応する事に喜びを感じている。


格上の相手すらも力試しの道具にしているのね


後先を考えずに行動する眩しさがとっても不気味



『(ゴンは強くなるわね)』



もしかしたらキルアもすぐ追い越されちゃうかも。と一瞬頭をよぎったが直様否定した






1時間以上にわたる試合の結果は

もちろんゴンの負け。

多分大怪我を負っている



「ゴンはキミのお眼鏡にかなった?♤」

試合が終わり部屋に戻る途中でヒソカが私を覗き込む



『ええ…。彼ならキルアを任せても良さそう』




この思いが消えた後、キルアを1人にさせぬように
ゴンにかけてみようと思った



そう告げるとヒソカはそれはよかった♡。と目を細めた











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