今日、すごい暑い日だな……
店の冷房壊れてるわけじゃないのに、効いてる感じしない…
お客さん、みんなアイス食べてる。
オレも食べてぇ…
夏祭り……
オレ、綾瀬と夏祭りとか行ったことないな…
誘って…みようかな…
浴衣とか着ちゃったりとかして…
綾瀬の浴衣、絶対かっこいい…//
綾瀬がわざとらしく棒のアイスを加えてオレの横に来た。
アイスを咥えながら、綾瀬を呼ぶ。
綾瀬は満面の笑みでそう言う。
オレは軽く綾瀬の胸ぐらを掴んで言った。
綾瀬はニヤニヤしながらオレの頭を撫でてくる。
綾瀬の手を退ける。
綾瀬はオレの腰を寄せて、顔を近くした。
オレは綾瀬の頭をポカっと叩いてその場から逃げた。
夏祭りの会場に着くと、キラキラ提灯があって、美味しそうなソースの匂いがした。
綾瀬と来れたのが嬉しいなんて…言えない…
綾瀬はオレの顔を覗いてきた。
そうだ…!これでオレが当てて、かっこいいところ見せてやろっ!
こいつはずっとオレのこと可愛い可愛いって…
オレ別に可愛くないし…
だから、かっこいいところを見せて、わからせてやる!
ありがとうございました













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。