晴兄とお使いに行っていると、
ぼくと同じくらいの子が晴兄の服の的を狙ったり、
何を買うのかを忘れちゃったりしたけど
後買うものはチョコバナナだけになった。
晴兄が指を指す方向を向くと、てぃあらちゃんが居た。
珍しく晴兄の身長が生かされた瞬間だ。
ぼくは小走りで
てぃあらちゃんの元へ駆け寄って行った。
てぃあらちゃんは人混みの中に埋もれていて、
ぼくに気付いていない様子。
なるべく早く気付いてほしかったので
ぼくにとっての大声を出したけど
いつも大声を出さないからこの声量が精一杯。
てぃあらちゃんは全然気付いてない...。
インドア5歳児の足の速度はとてつもなく遅く、
体力も無い。
ちょっと息切れが酷い。運動しないとな...。
はぁ...やっ、やっと追いついた...。
ぼくはてぃあらちゃんの肩をトントンと叩いた。
てぃあらちゃんは振り返ると
ピシッと固まって動かなくなった。
焦ったかのような反応をされた。どうしたんだろう?
細かく言うと甚平なのだけど浴衣ってことにしておく。
てぃあらちゃんはキャッキャッと
ぼくの甚平を見て楽しそうにしている。
こっちまでほっこりするなぁ。
するとてぃあらちゃんは爆弾発言を落とした。
ああ...(諦)てぃあらちゃんは全身鏡の前でくるくると回りながら
自分の姿を目に焼き付けていた。
てぃあらちゃんは水色をスイスイと泳いでいる
金魚の模様が入った甚平を着ていた。
てぃあらちゃんの目の色に良く映えていてとても綺麗。
...なんかごめん。
そんなことは気にせず、
てぃあらちゃんは嬉しそうにお礼を言った。
ぼくはてぃあらちゃんにグイッと引っ張られ、
お祭りへと向かった。
外に出てちょっとウロウロしていると、
てぃあらちゃんのお兄さん方が現れた。
...え?てぃあらちゃん勝手に移動してたの...。
...道中は1人だったけどね。
あ、顔が綻んだ。
輝お兄さんの機嫌が良くなって良かった...。
【番外編】お祭りを回る2人
てぃあらちゃんに引っ張られ、
一緒にお祭りの屋台を見に行った。
いきなりてぃあらちゃんのテンションが
爆発的に上がったから何かと思ったが、
晴兄がケバブにされていた。
きっとこれは晴兄の自業自得なので見捨てる(すみません💦
3章から書き溜めが無くなっていて...
更新止まっちゃうかもしれません...。
本当にすみません!






















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。