カーテンの隙間から朝日が漏れて、いつも通りに目が覚める。
いつもの朝食を食べて、いつも通りに学校へ行って。
放課後は、毎週ある生徒会の会議に参加して。
__そんな、吐き気がするほど「いつも通り」の日常。
それがずっと続くのだと、疑いもしなかった。
その次の日から、私にとって長く苦痛でしかない日々が始まる
クラス全体でのいじめだ。理由はわからない
誰かに何かをした記憶もなく、何かやらかした記憶もない
ただ、私の居場所だけが少しずつ削られていった
声を上げる勇気も、逃げ出す力も私にはなく、
毎日息をとめて耐え続けることしかできなかった
そして、それから何ヶ月かした頃。
私の心はついに壊れてしまった。
もう全部、何もかも、どうでも良くなってしまったのだ
そういう人間が最後に考えつくことはひとつだろう。
自殺、だ。
私は、住んでいるマンションからその日、飛び降りた
怖いとか死にたくないとか、そういう感情はもうなくて、只々解放されたかっただけだった
案の定、マンションは30階建てで頭から落ちて死なないわけがなかった
はずだった。
目を開けた先に、過保護な親がいることを覚悟して、瞼を開いた
けど、瞳に映ったのは親の顔でもなく病院の天井でもなかった。
私の瞳に映ったのは、自室の見慣れた天井だった_____
いじめられっ子、自殺したら死に戻りした話。
𝑺𝒕𝒂𝒓𝒕 ▶︎
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![世界で1番愛おしい君へ ⸒⸒ [ 完結 ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/f114eb3fc80ac14b31180e68033fe18f9e55200b/cover/01HX23WNVNFBEAPZB2F80R7G0T_resized_240x340.jpg)


編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。