あれから、オレはほぼ毎日のようにあなたに勝負を挑んでいた。
ここ3日ぐらいは忙しくてバトル出来とらんかったから、今日は久しぶりにできるなぁ…
そう、思っていたのだが。
いっつも此処に座ってたはずやけどな、、
その時だった。
ヤミラミは焦った感じでこっちを見ながら走っていく。
着いていくと、そこには…
…深い傷を負った、血だらけの、、とある少女がいた。
少女は途切れ途切れに言う。
野生ポケモンに襲われた…?
いやいや、あんなに強いあなたがそんな事で攻撃を喰らうわけないやろ。
そんなことあるわけ…!
手当しないと…この傷じゃ死んでまう!!
その時、あなたの背後にいたドラミドロが遮るように鳴く。
少女を背負うと、オレは近くのポケモンセンターに急いで走り出した。
ーーーーーーーーポケモンセンターにて。
少し過呼吸になりつつあるあなたを抱え、自分のアジトに向かったーー。
アジトにつくと、門の前にいたしたっぱが声をかけてくる。
自分の背中ですやすや眠る少女をちら、と見てから答える。
軽く突っ込んでから、中に進んだ。
ジプソも、不思議そうに尋ねてくる。
一応サビ組のボスであるオレが、少女をおんぶしているのを見たらそりゃ疑問に思うだろう。
ジプソに応えながら、あなたをゆっくりソファに横たわらせておく。
あなたの相棒であろうドラミドロが「あなたを助けてくれてありがとう」と言うように擦り寄ってくる。
そして、あなたの寝顔を見て「あんな強いこと言いよる癖に寝顔は随分と無防備やんか」と思うカラスバであった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。