第56話

56.
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2024/10/14 14:04 更新
涼太side
ラウール 九男
兄ちゃんたちは、僕が父さんの束縛に苦しんでたって思ってるかもしれない
ラウール 九男
確かに僕も、束縛は苦しかったよ?
ラウール 九男
でもさ…僕たちよりもあなたの下の名前の方が可哀想じゃない?
ラウール 九男
4歳で暴力受けて、脅されて、僕たちに頼らない生活どれだけ苦しかったかわかる?
ラウール 九男
僕は分からないよ…
ラウール 九男
でもあなたの下の名前は…僕たちに内緒で助けを求めてくることもなかった…
ラウール 九男
あなたの下の名前は多分、今でも自分のせいで父親が出て行ったんじゃないかって思ってる
ラウール 九男
そんなこと思ってるあなたの下の名前がさ…母さんを家から追い出すために何かしたとか…考えられないじゃん、
ラウール 九男
兄ちゃんたちは勝手にあなたの下の名前のせいで母さんがって思ってるかもしれないけど、あなたの下の名前だって急に母さんがいなくなって、兄ちゃんに嫌われて…
ラウール 九男
今も昔も、僕たちよりも苦しいはずだよ…?
ラウール 九男
たとえあなたの下の名前が本当の家族じゃなかったとしても!!
ラウール 九男
……そこは分かってあげるべきじゃなかったの、?
辰哉 長男
無理だよ…
俺は分かってやれない…
辰哉 長男
俺たちは今まであなたの下の名前にたくさんの愛と時間をあげてきた…
辰哉 長男
もちろん、あなたの下の名前からもたくさんの幸せをもらったよ
辰哉 長男
でもさ…あなたの下の名前が家族じゃないって分かった今、俺たちはどう接すればいいんだよ…!
辰哉 長男
あなたの下の名前はまだ自分は本当の家族だと思ってる…
でも俺は…そんなに心が広くないから…俺たちの愛を無碍にされた気がして嫌だ…
辰哉 長男
もちろん…あなたの下の名前が俺たちに冷たくされて苦しんでるのは知ってるよ…
辰哉 長男
でも分かんないんだよ!!
辰哉 長男
長男として、両親がいなくなった今、親として…兄弟を守るためには、あなたの下の名前を切り離さなきゃいけないとか…
辰哉 長男
みんなはあなたの下の名前をどうして欲しいんだろうとか…毎日考えてる…
辰哉 長男
毎日状況が変わっていく中で…昨日決めたことが実行できなかったり、勇気が出なかったり…
辰哉 長男
兄弟間の衝突だったり…
辰哉 長男
それも全部、全部全部…あなたの下の名前のせいだって解決しちゃうんだよ…
辰哉 長男
俺だって……あなたの下の名前と今まで通りに暮らしたいよ…
辰哉 長男
でも…そんな生ぬるい考えだけではダメな時だってあるんだよ…
照 次男
辰哉…
辰哉 長男
俺は…最善策を見誤ったんだ…
みんなを救うつもりが…むしろ傷つけてた…
辰哉 長男
本当にごめん…
あなた
…ねぇ…?
大介 三男
ダメだって…!
康二 七男
え…っと、何、この状況…
あなた
ごめんなさい…私がいるから…
あなた
私…ちゃんといなくなるから…!
ガチャッ










涼太 五男
あなたの下の名前…!!
あなたの下の名前は俺たちの会話を聞いていたのだろうか…

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