第57話

57.
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2024/10/15 12:29 更新
あなたの下の名前side
ラウお兄ちゃんに言われて、私は大介お兄ちゃんと康二お兄ちゃんと一緒に部屋で話していた
でも、聞こえてきたんだ
ラウール 九男
あなたの下の名前がたとえ本当の家族じゃなくても!!
あなた
ぇ…?
康二 七男
ちゃ、ちゃうねんで?あなたの下の名前、
大介 三男
たとえばの話だよ…?
あなた
違う…違う…
大介 三男
違わない、大丈夫だから、
よく考えてみれば、翔太お兄ちゃんも前に言っていた
お前が家族じゃ…


で終わったけど、多分…そういうことだろう
その後、辰哉お兄ちゃんたち声も所々聞こえてきて、
私のせいで兄弟で喧嘩とか、お兄ちゃんを悩ませていたとか、毎晩辰哉お兄ちゃんは私のせいで、とか…



聞けば聞くほど苦しくて、申し訳なくなった
申し訳ないじゃ表せないほど、劣等感に包まれた

自分だけ蚊帳の外にいる気がして、今一緒にいる二人も信用できない
あなた
わたしっ…
康二 七男
あなたの下の名前…大丈夫やで、?
大介 三男
そうだよ…俺たち家族じゃん、
あなた
嘘…やめてよ、
あなた
私のこと…いらないって言ってよ、!
そう言われないと、私、吹っ切れないよ…
勢いのまま部屋を飛び出して、リビングに降りた時、
















何も悪くない辰哉お兄ちゃんが








謝っていた______







それを聞いた瞬間、なんとも言えない気持ちが込み上げてきて、それが悲しさなのか、疑問なのか、劣等感なのか、分からなかった

でも私が降りてきたことで、その場の空気が凍りついたのがわかった





私がいるだけでこんなにも空気が変わってしまうんだ

改めて気づいた
私自身、この家にいるのが辛かったんだろう
それに、私がいないほうがみんなは幸せ
みんなの幸せを願うのであれば、私はどれだけ自分が傷つこうとも、平気で自分を欺きにかかる










これが…今までの償いです。
だからもう、追いかけてこないで。
誰もついてこないで。
心配しないで。
9人で、あわよくばお母さんも入れて10人で、幸せに暮らしてください。














私はもう、孤独ひとりでいいから、

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