前の話
一覧へ
次の話

第67話

after story3
19,578
2025/01/14 12:48 更新
あなたの下の名前…ごめんね、
あなた
…ううん、
言い訳になっちゃうかもしれないんだけどね…
あの手紙、あなたの下の名前は呼んだ?
あなた
読んでないよ…
内容は知ってるの?
あなた
…コク
あの文章はね、お父さんに命令されて書いたの
あなた
大丈夫、なの……、?
家を出ないと子供達に手をかける
って言われちゃってね…
あぁやって書かないとみんな探しちゃうでしょ?
それだけは避けたかったの
あなた
私が連れて行かれれば良かった…
あなたの下の名前、
あなた
私なんて家族じゃないから…私が連れて行かれれば…だれも悲しまないのに…
あなたの下の名前
お母さんはあなたの下の名前が連れて行かれるのは嫌だよ?
あなたの下の名前はまだ純粋で綺麗なの
まだ知らなくていいことがたくさんある
いつか苦しい思いをする時がまた来る
それまでにとっておきなさい
今は何も考えずに、幸せに暮らせばいいのよ
あなた
お母さんは…?幸せ?
うん、とっても
あなた
一緒に暮らせるの?
それは申し訳ないけど出来ないわ
あなた
なん…で、だって、
ごめんね…
あなた
お父さん?お父さんなの?
ううん、それは違う
安心して、危ないところにいるわけじゃないから
さぁ、お兄ちゃんたちが待ってるわ
行きなさい
あなた
グスッ…やだ、私もっ…お母さんと一緒に行く…ッ
あなたの下の名前…
お願い、お兄ちゃんたちと暮らして?
あなた
グスッ…
また会えるわよ、大丈夫
辰哉
辰哉 長男
…うん
辰哉 長男
あなたの下の名前、行こっか
あなた
やだっ…お母さんっ、!
辰哉はあなたの下の名前を抱っこして部屋から出て行った
私はしばらく部屋で突っ立っていた

あなたの下の名前にとって今の話は簡単に受け入れられることじゃない
でもあなたの下の名前の安全と幸せを守る為にも、いつかこの決断をして良かったと思える日のためにも、この決断が正しかったと信じたい


みんな、幸せに暮らしてね
照side
あなた
お母さん…グスッ
車の中でずっと泣いているあなたの下の名前
どんな話をしたかはわからない
康二 七男
あなたの下の名前、まだ家まで時間あるから寝とき?
康二 七男
体力持たへんで?
あなた
グスッ
亮平 六男
座席倒そっか
翔太 四男
ん、毛布
あなた
おかぁ、さ…グスッ……ッ
隣で亮平がとんとんしてあげると、すぐに静かな寝息を立てた
翔太 四男
あなたの下の名前の様子からして、母さんは帰ってこないんだろうな
辰哉 長男
そうだな、母さんがあの手紙を故意に書いてないって分かったし、俺たちに最善な策を考えてくれたんだろうな
蓮 八男
父さんは捕まったの?
照 次男
近所の人が通報したって警察が
涼太 五男
良かった
涼太 五男
母さんが狙われてたなら、必然的に女のあなたの下の名前も狙われてただろうしね
大介 三男
それを守るのが母親の役目ってか
大介 三男
一人で背負うものがデカすぎる
亮平 六男
定期的に連絡も取れるようにしたし、あなたの下の名前も少しは落ち着くかな
翔太 四男
あなたの下の名前がどんな話をしたかはわかんねぇけど、俺らがあなたの下の名前を守らなきゃいけないのは確かだな
母さんにはもう二度と会えないかもしれない
それでも俺たちはあなたの下の名前と、この苦労と、過去と、全部を背負って生きていく
母さん見ててよ、俺ら、絶対幸せな生活送るから
ここまで読んでくださりありがとうございました。
これにてafter storyも完結となります。

また、このお話でのリクエストは受け付けておりませんので、ご理解よろしくお願いします。

プリ小説オーディオドラマ