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第1話

第1章【影の暗殺者】 #1
25
2025/08/30 21:29 更新
《ラギ視点》
1体目の悪魔を討伐してから1ヶ月がたった。
あの日以来、俺は自分の持っている謎の杖を調べる事にした。
だが...ねがの所属してる悪魔討伐部隊の資料部屋に行って調べても、政府の管理してる記録書を見ても、何も分からなかった。
...全く情報が無い杖を何故俺が持っているのか、この杖は一体何なのか...。
俺の住んでいた村が崩壊する前までは杖なんて持っていなかったし、そもそもあの頃の俺には最低限の食料を買うのでやっとだった。
俺の家族は全員飢え死にしたから、一人で家賃代も払わなければならなかったし、その上で食費も稼がなければならない。
そんな状況で杖を買うなんて事は出来るはずが無いし、生きるので精一杯だった。
...考えてみても、本当に何でこの杖があるのか分からないな...。
次の日...
ねが
ラギさ~ん?起きてる~?
ラギ
...ん...
ねが
...早く起きてくんない?俺お腹すいた
ラギ
...うるせぇな...人が寝てる時に起こしやがって....
ねが
ね~え~!早く起きて飯作って!
ラギ
うぜぇ...自分が料理出来ないからって俺に任せやがって...
起きて飯を作った後、俺はいつも通り部屋に戻る。
ラギ
...はぁ...
彼奴マジで...寝てる時に起こしやがって...。
いや、まぁ...別に俺の家じゃないから仕方ないけどさ...。
金銭的に金払えないから、ねがの家に住まわせて貰ってるし...。
そんな事を考えてると、いきなり部屋にねがが入ってくる。
ねが
ラギさ~ん?
ラギ
...何?
ねが
...その杖って気が付いたら持ってたんだよね?
ラギ
うん
ねが
...なるほどね...
ラギ
...何か分かった事でもあんの?
ねが
いや、分かった事では無いけど...可能性としてあるのは『異能』かな
ラギ
異能...?
ねが
俺が持っていた本で一時的だけど昼にしたの覚えてる?
ラギ
覚えてるけど...
ねが
そういう特殊な力を異能って呼んでるんだけど、もしかしたらそれなのかなって
ねが
でも...ラギさんの持っている杖が異能で作られた物なら、何でそんなに異常なオーラを放ってるのかが分からないんだよね...
ラギ
...?
ねが
......
しばらくお互い無言で居ると、ねがのスマホから電話が掛かってくる。
ねが
...?もしもし?どうしました?
男性1
緊急だ、街の中央交差点に悪魔が1体現れた
男性1
現在第三部隊が戦闘中だが、かなりの負傷者が出てる
男性1
被害が広がる前に早めに応援を連れて向かってくれ
ねが
了解です
そういった後、ねがは電話を切って準備を始める。
ねが
ラギさんも準備したら急いで向かうよ
ラギ
分かった
《???視点》
???
...あれって...悪魔だよな...?
???
...流石に助けに行くか

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