第6話

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2024/02/20 17:42
しばらく歩くと、アドラ寮に着き、
そこでフィンとは別れた。
フィン•エイムズ
ありがとうございました
あなた先生…!
あなた•ラピズ
いえいえ、
ではまた明日!
フィン•エイムズ
はい!
フィン•エイムズ
(…うん。明日も頑張ろう)
数十分後、あなたは自身の家に帰宅し、
少し休もうと本棚に手を伸ばした。
あなた•ラピズ
……あれ?
あなた•ラピズ
……はぁ…またか…
あなたは本と本の隙間に隠されていた盗聴器を、
異空間へ投げ入れた。
あなた•ラピズ
(一体誰が…
思い当たる人が多すぎて断定出来ない)
あなた•ラピズ
…まぁ良いか(良くない)
あなた•ラピズ
明日の授業の準備しよ
あなたはさほど気にする様子も無く、
明日の準備を始めた。
あっと言う間に次の日になり、
あなたは教台の前に立ち、授業を行っていた。
あなた•ラピズ
今日は、最も基礎的な「鍵を開ける」呪文を学びましょう。
ではまず、私がお手本を見せます
あなたが「オプティアース」と唱えると
手に持っていた錠前がガチャッと音を立てて開いた。
あなた•ラピズ
鍵を開けるイメージを魔力で送り込みます。
あなた•ラピズ
それでは、実際にやってみましょう
そう言うと、生徒たちは次々と呪文を唱え始めた。
____彼以外は。
マッシュ•バーンデッド
ふん
力技で開けられた錠前
あなた•ラピズ
…え
マッシュ•バーンデッド
……あなた先生
マッシュ•バーンデッド
開きました。
…頭撫でてください
あなた•ラピズ
それは破壊したと言うんですよバーンデッドくん
あなた•ラピズ
しかもまさかその要求までされるとは思ってなかったです
マッシュ•バーンデッド
すいません…
自分…魔法とかそういうの苦手なんで
あなた•ラピズ
そっか……これから一緒に頑張ろうね
マッシュ•バーンデッド
結婚してくれるって事ですか?
あなた•ラピズ
違いますね
最近の子は結婚に飢えてるのかな(?)
あの金髪の…アーヴィンちゃんも言ってたし
フィン•エイムズ
(今年の編入生はどうなってんだ…?
明らかに色んな意味でやばい奴が入ってるじゃないか…)
フィン•エイムズ
(絶対に関わりたくない…けど…)
フィン•エイムズ
(…この人もあなた先生が…
……生徒が教師に恋なんて…
絶対に叶うわけが無いのに…)
作者
作者
フィンくんそういう役回りか…
作者
作者
マッシュはこんな事言わない(作者)
作者
作者
バイハム〜

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