【あなたの下の名前said】
モデルの仕事の日
今日もカワイイ系の撮影
自分でコーデしたカワイイ系の服を持って現場に向かう
スタッフさんたちと合流して一緒に撮影場所に行くらしい
スタッフさんが私を見るなり
って言ってきた
慶さんに言われて自分を取り戻そうと
プライベートでは自分の好きな服を着ることにしてみた
ダメだったかな、とかちょっぴり不安になった瞬間
自分の好きなものを認めてもらえる嬉しさで涙が出そうになるのを堪える
慶さんが言ってたことは間違ってなかったんだ
自分を取り戻せて良かったって心から思った
無事撮影を終えた
帰ろうとしているスタッフさんに
そう声をかけた
必死にお願いして頭を下げた
やっぱり私は
好きなことをしたい
返答を待つ
スタッフの1人が
「俺は賛成。」
って言った
次々と
「俺も」
「私も」
「いいと思う」
と声が続く
カメラマンさんが
優しく微笑んでくれた
その日はあまりにテンションアゲアゲで家に帰ったせいで慶さんに笑われた












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。